aptX・LDAC対応に加えてノイズキャンセリング搭載と、先進機能を満載したオーバーヘッド・密閉型ヘッドホンです。パナソニック初のワイヤレス+ノイズキャンセリング機ということもあってか、開発陣の気合いの入りようがうかがえる1台に仕上がっています。

  • aptX HD対応のBluetoothワイヤレスイヤホン・ヘッドホン

    ノイズキャンセリング機能も備えたパナソニックのaptX HD・LDAC対応ヘッドホン「RP-HD600N」

aptX HDでスマートフォンと接続して試聴をスタートしたところ、その解像感とレスポンスのよさを実感しました。超多層フィルム(MLF)振動板の効果か、高い応答性と歪みの少なさが高いレベルで実現されています。しかし、それはノイズキャンセリングがオフの状態のこと、オンにすれば印象は変わるはず……予想に反して音の印象は大きく変わりません。

ノイズキャンセリングをオンにした途端、低域がもの足りなくなるヘッドホンが多い中、このRP-HD600Nは3種類用意されているノイズキャンセリングモードのどれを選んでも、ノイズの量は変化しますが解像感や音のキャラクターは一貫しています。

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    「NC」ボタンを押すたびにノイズキャンセリングのモードが切り替わります

ブース担当者に話を聞くと、RP-HD600Nには4基のコンデンサマイクをハウジングの外側と内側それぞれに2基ずつ配置しているとのこと。前者はドライバーユニットの外にマイクを置くため、音楽再生への影響は小さいもののノイズ除去効果は小さくなります(フィードフォワード方式)。

後者は耳の近くにマイクを置くため、ノイズ除去効果は大きいものの音楽再生に影響します(フィードバック方式)。要は2つのノイズキャンセリング技術を併用した「いいとこ取り」ですが、解像感や低域の量感への影響を最小限にするために、開発はかなり難航したとのことでした。

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    キャリングケースも付属、折り曲げてコンパクトに収納できます

音楽再生中に周囲の音を確認できる「ボイススルー機能」も秀逸です。ヘッドホンを装着しているときふいに話しかけられた、突然機内アナウンスが流れたといった場面でも、ハウジング側面を手のひらで軽く触れるだけで周囲の音が聞こえるようになります。類似の機能を搭載するヘッドホン・イヤホンも存在しますが、触れてからの反応の早さなど調整の妙を感じる部分といえるでしょう。

  • 発売日 : 2月22日
  • 重量 : 約268g
  • 対応コーデック : SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC
  • カラー : 3色(ブラック、オリーブグリーン、マルーンブラウン)
  • 連続再生時間 : 約20時間(NCオン)、約23時間(NCオフ)
  • ドライバー : ダイナミック・密閉型(φ40mm)
  • ノイズキャンセリング機能 : あり
  • 推定市場価格 : 33,000円前後
  • 発売元 : パナソニック