Visual Studioエンジニアリングチームは2018年4月24日、「Visual Studio 2017 roadmap now available|The Visual Studio Blog」において、Visual Studio 2017に今後追加されていく主な新機能や変更点などをロードマップとして公開したと伝えた。
ロードマップは四半期ごとにまとめられているが、実際にはもっと細かくアップデートが実施されるため、どのタイミングでどの機能が登場するかといったところまではわからない。ただ、四半期ごとにどのような機能が導入されるのかを大まかに把握する上では役に立つ。
2018年第2四半期、2018年第3四半期に導入される主な新機能は次のとおり。
2018年第2四半期
- C#アプリにおけるAzure Key Vault利用機能
- Gitブランチ切り替え処理の高速化
- デバッグ機能の強化
- .NET Core関連機能強化
- NuGetパッケージ関連機能の強化
- リピートビルド機能を有効化
- インストール先パスカスタマイズ機能
- C++17対応強化
- Universal Windows Platform関連機能強化
- スタートアップ/ソリューションロード時間の高速化
- Kubernetes関連機能の強化
- JavaScript/CSS管理機能の強化
- サードパーティ製フレームワーク連携機能強化
- iOS関連機能強化
- Android関連機能強化
- Pythonデバッグ関連機能強化
- .NET Core 2.1フルサポートの実現
2018年第3四半期
- Azure関連機能強化
- プロバイダの自動判定および移行機能
- マルチカーソルおよびマルチ選択機能
- カスタムCodeLens機能
- ワークスペース関連機能強化
- アシスタント機能強化
- 複数の異なるDPIのディスプレイをまたいでVisual Studioを利用する機能を実現
- F# Azure Functionプロジェクト
- IntelliSense機能強化
- スタートアップ/ソリューションロード時間の高速化
- 言語サービスの改善
- デバッグ関連機能の強化
- コマンドラインからVisual Studio Marketplaceに公開する機能
Microsoftは四半期ごとにロードマップをアップデートしていくとしており、今後登場する新機能が気になる場合はときどきロードマップをチェックしていくことで、ある程度先の予定を知ることができるだろう。