チーズタルトで話題のBAKE。創業5年で店舗は78店舗まで拡大、今では株式公開も視野に入れる製菓会社だ。チーズタルトのほか、シュークリーム、アップルパイなども販売するが、どこにでも売っていそうな商品ばかり。短期間で急成長できた理由はどこにあるのか。
急成長を遂げたBAKE
BAKEは現会長の長沼真太郎氏が2013年4月に創業。急成長を遂げ、チーズタルト専門店「BAKE CHEESE TART」、シュークリーム専門店「CROQUANTCHOU ZAKUZAKU」、カスタードアップルパイ専門店「RINGO」など、現在は8ブランドを擁し、店舗数は国内外に78店舗を構えるにいたっている。
企業規模が大きくなるにつれ、マネジメントの必要性が生じたことから代表を交代。マネジメントの手腕を買われ、元ミクシィ取締役の西尾修平氏が2017年2月、BAKEの代表に就任した。以後、同年8月に、株式上場支援などを目的に、ポラリス・キャピタル・グループが資本参画し、BAKEは第二創業期を迎えた。
代表交代から1年が経ち、資本構成も変わったが、西尾代表によれば、基本は変わらないという。「お菓子を、進化させる」というミッションステートメントを引き継ぎながら、組織でビジネス拡大を目指そうとしているに過ぎないからだ。
つまり、BAKEの本質は変わっていない。急成長の源となるミッションステートメントにこそ、秘密がある。では、このミッションステートメントは何を意味するのか。