企業がIoTで抱える課題をクリアするためのデバイス

企業のIoT活用は、センサーを用いて必要な情報を集め、それをゲートウェイでエッジ処理して必要な情報だけを抽出、ネットワークを通じてクラウドに送信し、分析してビジネス向上に役立てるというのが大まかな流れとなる。

具体的な例を挙げると、倉庫における作業員の行動センシングの場合であれば、体に身に着けたセンサーから位置や動きなどの情報を取得、分析して人の動きを把握し、動線を効率化して生産性高める、といった具合だ。

だが、4月11日にビッグローブが実施した説明会において、執行役員常務の松田康典氏は、企業がIoTを導入する上では、大きく3の課題が挙げられるという。1つはIoTデバイスの数が非常に多く、選ぶのが難しいことだ。IoTに必ずしも詳しくない顧客が、多数のセンサーデバイスから、ゲートウェイとの相性やモバイル通信への対応など、条件に適したものを探すというのはハードルが高い。

2つ目はエッジ処理をするアプリケーションの開発がしづらいこと。エッジ処理はゲートウェイでする形となるが、そのゲートウェイが採用しているOSの多くは組み込み機器専用のもので、開発ハードルが高くその分コストがかかってしまうという。

3つ目は、収集したデータをいざ分析しようとするとうまくマッチングができず、システムの作り直しが多く発生してしまうこと。それだけ、デバイスからシステムまで全体をトータルで設計するのは難しく、多くの困難が伴うことから導入をためらってしまうというのだ。

  • 企業がIoTを導入する上では、デバイスの種類が多く適切なものを選ぶのが大変だというのも大きな課題になっているという

そうした課題を解決するために投入されたのがBL-02であると、松田氏は話す。先に触れた通り、BL-02はセンサーからゲートウェイ、ネットワークまでを1つのデバイスにパッケージングしているため、別途デバイスを選択する手間を省くことができる。またBL-02は、開発者が多いAndroidをOSに採用しているため、エッジ処理するアプリケーションの開発も容易だ。

  • BL-02はセンサーやゲートワーク、ネットワークなどIoTに必要な多くの機能を1つのデバイスに集約している

また松田氏によると、クラウドやAIとの連携も想定した設計となっており親和性が高く、「作り直しの問題も回避できると思っている」とのこと。センシングから分析までトータルで考慮した専用のデバイス設計となっていることが、BL-02の最大のセールスポイントとなっているようだ。