EIZOは、49型の手術室向け画像表示モニター「CuratOR LX491W」を発売すると発表した。同製品は、同社の販売する「LX490W」の基本性能を踏襲しつつ、対応可能な映像信号形式が増えることで、接続できるシステムの幅が広がっているという。発売日は5月14日、価格はオープン価格となっている。

  • CuratOR LX491W

    CuratOR LX491W

「LX491W」は、内視鏡や手術顕微鏡などの術野映像や、X線やMRI、CTなどの検査画像、生体情報を、49型のワイド画面に同時表示できる、フルHD (1920×1080ドット)解像度モニター「LX490W」の後継機種。

同製品では、「LX490W」で対応可能なHD-SDI映像信号を、より高品質な映像伝送を可能とする3G-SDI映像信号にアップグレードしている。3G-SDI映像信号を使用すると、解像度フルHD (1920×1080ドット)/フレームレート60Hzの映像信号も、30mの長距離を安定して伝送できる。これにより同製品は、3G-SDIやDVI、Composite、S-Video、VGAといった多彩な映像信号に対応し、手術室内のさまざまなシステムに接続できるようになったという。

また、EIZOの技術を活かしたForce Mode機能を搭載しているため、特殊なアナログ信号を出力するレガシーシステム(旧世代のシステム)との接続も可能となっており、院内既存のレガシーシステムを引き続き有効活用したいというユーザーの要望にも応えたということだ。