NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、欧州のグループ会社e-shelterを通じて、「ドイツ フランクフルト 4 データセンター」(FRA4)を建設し、データセンター供給能力を1.5倍に拡大すると発表した。

  • 「ドイツ フランクフルト 4 データセンター」の外観イメージ

FRA4は、フランクフルト郊外のハッタースハイムにおいて、2018年度第4四半期にサーバルーム面積約4,800平方メートルより提供開始し、今後の需要に応じて、最大約24,000平方メートル(9,500ラック相当)、総電力供給容量60MWまで拡張していく予定だという。

同社は、現在欧州の6カ国(ドイツ、イギリス、スイス、オーストリア、フランス、スペイン)でデータセンターサービスを展開しており、ドイツのフランクフルトにおいては、欧州最大となる4拠点のデータセンターを展開する。

フランクフルトは、ドイツの金融、商業の中心地であることに加え、クラウド事業者を始めとするITサービス事業者や、製造業の企業が進出しており、今回、さらなる需要に応えるため供給能力を拡大する。

FRA4は、フランクフルト国際空港に近いエリアに建設され、地上3階建てのデータセンター専用ビルで、1ラック単位だけでなく、ルーム単位でも利用できる。

NTT Comは、更なる成長が期待される欧州市場の需要に対応するため、データセンター基盤の継続的な拡大を引き続き実施していくという。