カシオ計算機は3月21日(現地時間)、スイスのバーゼルで開催の時計と装飾の祭典「BASELWORLD 2018」に合わせて、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK MASTER OF G」シリーズの航空コンセプトモデル「GRAVITYMASTER」の新製品、「GR-B100」を発表した。2018年6月の発売予定で、想定価格は300ドル前後。日本での発売は未定となっている。

  • G-SHOCK MASTER OF G「GRAVITYMASTER」(GR-B100)

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  • G-SHOCK MASTER OF G「GRAVITYMASTER」(GR-B100)

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  • G-SHOCK MASTER OF G「GRAVITYMASTER」(GR-B100)

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GRAVITYMASTERとしては、久しぶりともいえる新機軸のモデル。全体のデザインは航空機の計器をイメージし、GRAVITYMASTERの世界観を表現した。フェイスはアナログとデジタルのコンビネーションで、高精細な液晶によってきれいな表示と高い視認性を実現。同じく、時分針とインデックスも視認性を重視した。バンドは2色成形の樹脂製で、色違いの3モデルをラインナップ。

大きな特徴は、Bluetoothによってスマートフォンおよび専用アプリ「G-SHOCK Connected」と連携すること。世界各国で正確な時刻、タイムゾーン、サマータイムを手軽に設定できるほか、「カウントダウンアラーム機能」や「フライトログ機能」などを備える。

カウントダウンアラーム機能では、時刻・年月日・スケジュール名を設定でき、スケジュールごとに設定時刻までの残り時間を秒単位で表示(フェイスのデジタル領域)。この機能は、厳格なスケジュールで任務を遂行する、パイロットの時間管理サポートを想定したもの。一方のフライトログ機能は、時刻情報と地点情報を関連付けて記録し、記録ポイントや移動の軌跡を、アプリの地図上で確認するものだ。

また、G-SHOCK Connectedアプリでは、ワールドタイムやアラーム設定なども可能。GR-B100本体には、機能を分散させた6つのボタンを用意し、多機能ながら時計としての使い勝手を損なわず、シンプルに使えるモデルに仕上げたとしている。