エレコムは3月20日、AndroidスマートフォンやAndroidタブレットに装着して360度の全天球撮影ができるVRカメラ「OMNI shot mini OCAM-VRU01BK」を発表した。スマホやタブレットのUSB Type-C端子に差し込むだけで使える手軽さが売り。iPhoneやiPadには対応しない。希望小売価格は税別33,510円で、発売は3月下旬の予定。

  • 360度の全天球撮影ができるVRカメラ「OMNI shot mini OCAM-VRU01BK」。本体の下部にUSB Type-Cコネクターを搭載する

OMNI shot mini OCAM-VRU01BKは、本体重量がわずか28gの小さく軽い全天球カメラ。スマホやタブレットのUSB Type-C端子に接続して専用アプリを起動するだけで撮影が始められる。付属のアダプターを使えば、micro USB端子を搭載するスマートフォンやタブレットでも使える。スマホとはUSBで接続するため、わずらわしいワイヤレス関連の設定が不要なのもポイント。電源もスマホ側から供給されるため、バッテリーの充電や外部電源の接続も不要。

  • 背中合わせに2組のレンズと撮像素子を搭載し、360度の全天球が撮影できる

  • スマホのUSB Type-C端子に差し込むだけで使える。電源はUSB Type-C端子から供給される

動画は、標準で2.5K画質(2560×1280ドット)、最大で3K画質(3008×1504ドット)に対応する。写真は4.5Mピクセル相当(3008×1504ドット)での撮影が可能。動画撮影時は電子式の手ぶれ補正機能が働く。360度動画のライブ配信にも対応する。

撮影した写真や動画は4つのビューモード(フィッシュアイ、パノラマ、リトルプラネット、クリスタルボール)で閲覧できる。スワイプ操作で見たい場所を動かせるほか、スマホのジャイロ機能を利用してVRゴーグルでの閲覧も可能。

  • USBの変換コネクターや専用ポーチなどが付属する

OMNI shot mini OCAM-VRU01BKのおもな仕様は以下の通り。

  • 対応機種:USBホスト機能に対応したAndroidスマートフォン、Androidタブレット
  • 撮像素子:1/3型CMOSセンサー(約408万画素)×2
  • レンズの画角:約210度×2
  • レンズF値:F2.4
  • 撮影距離:10cm~∞(レンズ先端より)
  • 静止画の記録画素数:最大3008×1504ドット
  • 動画の記録画素数:最大3008×1504ドット
  • ライブストリーミングの出力画素数:2560×1280ドット/30fps
  • インターフェイス:USB Type-C
  • サイズ:W40.5×H46.5×D40mm
  • 重さ:約28g