今年も、カメラ映像機器工業会(CIPA)が主催するカメラと写真、映像に関する世界有数のワールドプレミアショー「CP+2018」が開催されました。本稿では、写真保存に適したNAS、「Disk Station」シリーズを展開する、Synologyブースの様子をお届けします。

ブースではDisk Stationのラインナップを紹介するとともに、写真整理に適した写真管理用ソリューション「Moments」を紹介していました。

  • Synologyのブース。NAS実機の他に、Macに接続したデモなどを体験できる

今回はHDD×2台~12台までを搭載できるDiskStation Plusシリーズを中心に、個人~業務向けのNASを展示し、それらのソリューションを体験できるようになっていました。

  • HDD2〜12機までを搭載できるDiskStation Plusシリーズ

中でも注目したいのは、写真管理用ソリューション「Moments」のデモです。

写真データの保存をするのに大容量でバックアップも可能なNASの活用は増えていますが、やはり問題は写真の整理。日付別だけでは探したい被写体をなかなか見つけられないことも多いですよね。保存領域が広くなればなるほど整理は大変になり、自動分類のニーズは増えているといえます。

SynologyのNASは、AIを使った写真管理用ソリューション「Moments」を搭載しています。これはSynologyのNASに搭載されており、ユーザーはWebブラウザを使って、NASにアクセスして利用できます。人物、場所、主題など細かな分類はAIが自動で行ってくれます。人物分類では、ある程度角度が変わっていてもちゃんと分類されているようでした。

  • 実際にNASにMacから接続してMomentsのデモを見ることができる

  • WebブラウザでNASにアクセスして利用するMoments。AIが自動的に写真を分類して表示

  • 人物別の分類。撮影した角度などが変わっても正しく分類されていた

さらにパッケージセンターを使って、Webサイトからアプリケーションを選択してインストールし、機能を追加できるようになっています。Synologyが提供するアプリ以外にも、サードパーティ製のアプリも利用可能です。内容に関してはSynologyのWebサイトから確認できるようになっています。

  • パッケージセンターから新しいアプリをインストールして利用も可能。サードパーティ製のアプリもインストールできる

Momentsが搭載されるNASは新しいものであればほぼ全機種に、それ以外のものは同じくSynologyのWebサイトでチェックできます。写真整理にNASの導入を検討している方はぜひチェックしてみてください。