カシオ計算機の耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」、誕生35周年のアニバーサリーモデル第3弾となる「RED OUT(レッドアウト)」が、2018年1月19日、ついに登場した。
第1弾「BIG BANG BLACK(ビッグバンブラック)」、第2弾「GOLD TORNADO(ゴールドトルネード)」に続き、RED OUTの5機種を実機写真でご紹介(写真のサムネイルをクリックすると拡大表示)。全身深紅のインパクトあふれるデザインを、ぜひご堪能いただきたい。なお、RED OUTは例によってスポット生産。巷では売り切れ店が続出中なので、欲しい人は早めに手を打っておこう(記載された価格はすべて税別)。
ケース、バンド、ダイヤルはもちろん、針やインデックスも、果ては反転液晶まで、一切が深紅。ベゼル上の「G-SHOCK」以外、彫字もすべてステルス仕様。それもそのはず、「レッドアウト」とは「赤眩み(あかくらみ)」や「視力赤化喪失」のこと。パイロットや宇宙飛行士が強力なGを受けて頭部に血液が集中し、視界が赤く染まる現象を指すのだ。そういえば、往年のセガ体感ゲームの名作「アフターバーナー」のステージ6、7、18、19で流れるBGMのタイトルも「RED OUT」だったっけ。
そんなことから、MASTER OF Gシリーズ「GRAVITYMASTER」のように耐遠心重力、耐振動性能こそサポートされていないものの、本作にはちょっぴりアヴィエーション風味も感じられる。タフネスウオッチとしての実用性やストリートでのファッション性に加え、宇宙や航空機のファン心もくすぐるシリーズといえるだろう。
ケースとバンドの樹脂は、BIG BANG BLACK同様の塗装技術を用い、粒子を塗料に混ぜ込むことで光沢を抑えているとのこと。マットでありながら、BIG BANG BLACKのそれとはまた違った、さらりと硬質な手触りとなっている。
ラインナップは、スタンダードかつヒストリカルな5モデル。ややアンバーなマットブラックの裏ぶたとスペシャルボックスには、エリック・ヘイズ氏の手によるG-SHOCK 35周年記念ロゴが刻印され、遊環も35周年記念の星が刻まれた金属仕様。遊環と尾錠、四隅の金属ボタンがブラックニッケルで統一されている(「DW-5635C-4JR」「DW-5735C-4JR」「DW-6935C-4JR」)のも見どころ。
シリーズ中「AWG-M535C-4AJR」のみ、タフソーラー電波時計。その他のモデルは電池駆動で、電波時計は搭載しない。それぞれの仕様概要については、別記事『「G-SHOCK」35周年、記念モデル第3弾は赤でまとめた「Red Out」』をご参照いただくとして、次ページからは、各モデルを個別に紹介していこう。