ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークのグラフィックスコアは、3840×2160ドットの最高品質で100.02%、1920×1080ドットの最高品質で103.54%と、むしろスコアが向上した。ただし、これはベンチマークスコア自体のブレが大きいことと、グラフィックスドライバ側の最適化も含まれている可能性がある。
Tom Clancy's Ghost Recon Wildlands
Tom Clancy's Ghost Recon Wildlandsは、解像度とプリセットを3つとり、超高負荷、高負荷、低負荷での挙動を調べた。しかし、順に101.14%、99.33%、99.72%と、これもパッチの影響がなさそうな結果だった。
Hitaman 2016
Hitaman 2016は、DirectX 11と12で計測しており、特にDirectX 12で影響が生じるのかを調べた。DirectX 11のフレームレートが99.96%、DirectX 12のCPUフレームレートが98.71%、GPUフレームレートが98.63%だった。
DirectX 12側は100%を割っているわけだが、そもそもベンチマークのブレが1fps以上あり、パッチ前後の差が1fps程度なので判断が難しい。体感で判断できるほどではなく、実際問題としては影響なしと言えるだろう。
3DMark/VRMark
3DMarkについても、とくに影響があると思われるところはない。VRMarkも同様だ。DirectXのバージョンによる傾向も見られず、CPUに影響ありそうなPhysics、CPUテストも、100%を割ったもの、上回ったものが混在している。
PhysicsやCPUテストでも影響がないとなると、今回計測していないもので、そうしたCPU処理の割合が高いものについても、あまり大きな影響は出ないのではないだろうか。
このように3Dゲームについては影響ナシか、もしもあったとしてもかなり小さく、体感できるものではなさそうだ。
アプリケーションパフォーマンステスト
最後にPCMark 10を用いて、PCにおける一般的なアプリケーションへの影響を調べた。ここまでのまとめのようになるが、スコアを確認していこう。
まず、3Dゲーム関連のGamingについては影響ナシと見てよさそうな結果だ。ただし、自宅でのPC作業が想定されるEssentials、ビジネス用途での作業が想定されるProductivity、デザイン業務等が想定されるDigital Content Creationは、それぞれパッチの影響があると言えそうなスコアの下がり方をしている。
Essentialsは、ストレージが関係するApp Start-upに加えて、ストレージとCPU処理が影響しそうなVideo Conferencingもややスコアを下げた。Productivityでは、主にCPU処理が影響しそうなSpreadsheetがわずかに、Writingが大きくスコアを下げた。Digital Content Creationは、ストレージとCPU双方が影響しそうなPhot Editingがスコアを下げている。
ここまで個別に調べてきたパッチの影響が、PCMark 10のようにシナリオを想定してワークロードが複雑に絡み合う場合、大きな体感上の差となって現れる場合がありそうだ。個別のテストではそれほど大きな差ではないと甘く見てはいけない。