スイスのVeeam Softwareは1月23日(現地時間)、Microsoft Azure向けのバックアップ製品「Veeam Recovery to Microsoft Azure with Veeam PN(Powered Network)」の提供を開始したと発表した。

同製品は、導入後すぐに利用でき、Microsoft Azure上にバックアップサイトを構築することが可能。また、同時に無償で提供する新製品「Veeam PN」はSDN(Software Defined Networking)ソリューションで、バックアップサイト構築に必要なネットワークの設計・構築作業を軽減するとしている。

  • Microsoft Azureをオンデマンドの復元サイトとして活用したイメージ図

    Microsoft Azureをオンデマンドの復元サイトとして活用したイメージ図

Veeam Recovery to Microsoft Azureの利用により、セキュリティを保ちつつ容易にオンプレミスの環境をパブリック・クラウドに復元することが可能。パブリック・クラウドを活用した一元的なデータ復元ソリューションを提供し、リモートバックアップサイト構築に伴うコストなどの課題を解決するという。

また、高可用性ソフトウェア「Veeam Availability Suite」により、業務システムをMicrosoft Azure上に復元でき、システムを利用する顧客やビジネスパートナー、従業員が復元されたシステムに安全な接続を可能としている。

さらに、Veeam PNにより、オンプレミスとMicrosoft Azureのサイト間ネットワーク構成がシンプルになり、複雑なVPNを設計・構築する作業も不要になるという。