施設タイプの多様化が進む沖縄県。どのような施設があるのか、いくつかのタイプを紹介しよう。

好みを把握した一歩先を行くおもてなしが、上質な時間を演出する

上質なプライベート空間を提供する「マガチャバル オキナワ」は、部屋が一つひとつ独立しているヴィラタイプのホテル。まるで美術館のような内装のロビーでチェックインを済ませたあと、小型カートで宿泊するヴィラへ移動する。宿泊棟は全部で11棟あり、すべてプライベートプール付き。誰の目を気にすることもなく、沖縄北部の大自然"やんばる"を感じながら、自分だけの時間を堪能することができる。

同施設では、リピーターにより居心地よく過ごしてもらえるよう、顧客の好みを把握し、データとして残している。たとえば食べ物の好き嫌いやアレルギーは初回の予約段階で聞くが、2度目以降は何も聞かずに対応するようにしているという。自分のことを理解してくれて、あたたかいおもてなしをしてくれることが、居心地の良さを感じる秘訣なのだろう。

  • マガチャバル オキナワのロビー

    マガチャバル オキナワのロビー

  • 宿泊棟への道

    宿泊棟への道

  • 部屋の入口

    部屋の入口

  • 移動用のカート

    移動用のカート

  • 部屋の内装

    部屋の内装

  • プライベートプール

    プライベートプール

沖縄の魅力を多様なテイストで感じる"テラススタイル"

ザ・テラスホテルズは、現在沖縄県内に「ザ・ブセナテラス」「ザ・ナハテラス」「ジ・アッタテラス クラブタワーズ」「ザ・テラスクラブ アット ブセナ」「ジ・ウザテラス ビーチクラブヴィラズ」という5つのホテルを運営している。ブランドコンセプトは「自然との調和、自然への回帰」。沖縄の暑さや風を直接感じてもらいたいという想いから、どの施設もオープンエアーの造りでできている。「ザ・ブセナテラス」のロビーも吹き抜けになっていて、足を踏み入れると目の前に広がる海から流れる風をダイレクトに感じる。

また、フラッグシップホテルの「ザ・ブセナテラス」をはじめ、亜熱帯の中に溶け込むように佇む大人のプライベート空間「ジ・アッタテラス クラブタワーズ」、海洋療法「タラソテラピー」を体験できる大人のウェルネスリゾート「ザ・テラスクラブ アット ブセナ」など、施設ごとにカラーが異なる。沖縄の魅力を全身で感じる"テラススタイル"を違ったテイストで味わえることも、リピートにつながる理由の1つなのかもしれない。

  • ザ・ブセナテラス吹き抜けのロビー

    ザ・ブセナテラス吹き抜けのロビー

  • ザ・ブセナテラスのロビーからの景色

    ザ・ブセナテラスのロビーから見える景色

  • ザ・ブセナテラス外観

    ザ・ブセナテラス外観

  • ザ・ブセナテラス部屋からの景色

    ザ・ブセナテラス部屋からの景色

  • ザ・テラスホテルズの各施設ロケーション

    ザ・テラスホテルズの各施設ロケーション

ほかでは味わえない"かりゆし流"ビーチグランピング

「沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ」では、近くまで波が届くビーチに宿泊する「ビーチグランピング」を提供している。グランピングとは、グラマラス(魅惑的な)とキャンピングを掛け合わせた造語。テントの設営を自分でする必要がなく、手ぶらで楽しめる贅沢なキャンプスタイルだ。

海辺に設置されたテントは、青を基調とした「ビーチスタイル」、アジアンリゾートの雰囲気を演出する「バリスタイル」、沖縄伝統の琉球畳を使ったクラシックモダンな雰囲気の「琉球スタイル」のうちから1つを選ぶことができる。

テントの中に入ってみると、想像以上の広さに驚かされる。ベッドやソファに加えて、テーブル、コーヒーマシン、照明、観葉植物などが置かれており、テントとは思えないほどくつろげるはずだ。その中で、眼前に広がる美ら海を眺めながら、波の音や潮風に包まれれば、至福のひとときが訪れる。ほかでは味わえない特別な体験をしたい人は、贅沢なキャンプを目的にもう1度沖縄に足を運んでみてはいかがだろうか。

  • ビーチグランピングの外観

    ビーチグランピングの外観

  • 正面からみた様子

    テントの正面

  • テントの中の様子

    テントの中の様子