フィッシング対策協議会は1月22日、三菱UFJニコスが運営するクレジットカード「MUFGカード」をかたるフィッシングメールが拡散しているとして、注意を呼び掛けた。

フィッシング対策協議会によると、メールタイトルは「重要 : 必ずお読みください」か「Important」の2パターン。内容についても2種類の存在が確認されている。MUFGカードWebサービスに対して第三者のアクセスを確認したため、IDとパスワードの変更が必要としてフィッシングサイトに誘導するパターンと、アカウントを確認しなければカードをロックするとしてフィッシングサイトに移行させるパターンがある。

  • フィッシングメールの例(フィッシング対策協議会のWebサイトより)

フィッシング対策協議会のほか、三菱UFJニコスもフィッシングメールの例をWebサイトで公開しているので、MUFGカードから怪しいメールが届いた際は確認してみると、フィッシングメール判別に役立つかもしれない。

1月22日13時00分の時点で、フィッシングサイトは稼働中。同協議会では既にサイト閉鎖のための調査を依頼しているが、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあるとして、注意を促す。また、フィッシングサイトでアカウント情報(メールアドレス、パスワード)などの個人情報を絶対に入力しないよう呼びかけている。

  • フィッシングサイトの例(フィッシング対策協議会のWebサイトより)