Web上の一等地に動画を配信できる「パーフェクトビューネットワーク」

CMerTVが提供する「パーフェクトビューネットワーク」について教えてください

先ほど、Web上の一等地を探し広告枠を設けているとお話しましたが、この一等地に動画を配信することができるのが「パーフェクトビューネットワーク」になります。テレビと同じ16:9の画面比率でTVCMと同じ動画を配信することができるため、TVCMの補完にも最適です。また、オーバーレイフォーマット(※コンテンツに重なって表示されるフォーマット)でスクロールしても画面上部に残るため、高い完視聴率が期待できます。もちろんユーザーの意思で消すことも可能ですが、広告内容に興味があるユーザーさんには記事を読み進めながらも、最後まで動画を見ていただけています。平均完全視聴率は52%(15秒CM)、平均CTRも1%を越えてきています。また、わざわざ音声をオンにするユーザーも0.8%ほどいます。 

  • パーフェクトビューネットワーク掲載イメージ

「パーフェクトビューネットワーク」は現在7ジャンル、150媒体を束ねるネットワーク規模なのですが、この16:9のオーバーレイフォーマットは全ての媒体において共通です。また、動画の圧縮技術開発に力を入れていて、少ないデータ容量で綺麗な動画を配信することができます。

サッカー日本代表戦とからめたキリンビールのブランドリフト事例

この「パーフェクトビューネットワーク」によって見事ブランドリフトを成功させたのがキリンビール株式会社です。キリンビールはサッカー日本代表をスポンサードしていて、広告にも原口元気選手を起用しています。「パーフェクトビューネットワーク」では、日本代表戦の期間中にサッカー専門メディアやスポーツ系メディアに動画を配信しました。代表戦の期間中はユーザーの応援熱も高まり、専門メディアのPVも増えます。そこに原口選手の映画さながらのクリエイティブを配信した結果、通常のブランドリフト平均よりも277%も高い効果が得られました。これはマクロミルによるアンケート調査によるものなのですが、「キリンビールが好き」と答えた人以外に、このCMを見てキリンビールに対する高感度があがったかどうかを聞いた結果です。最適なタイミングに最適な場所(掲載枠)で広告に接触させるモチベーションターゲティングが、ブランディングにおいては非常に重要になってきます。

美に対してのモチベーションが究極に上がっている瞬間にリーチできる「BEAUTINISTA TV」

「リアルディスプレイネットワーク」について教えてください

「パーフェクトビューネットワーク」と並んでCMerTVの主力商品で、消費者の生活文脈というコンテクストから考案したサービスです。朝起きて、電車に乗って通勤して、仕事して、ランチして、仕事後に居酒屋に立ち寄って帰る、といった1日の流れの中で、スマートフォン以外にもディスプレイと接触するポイントがいくつかありますよね。それらをネットワーク化したものが「リアルディスプレイネットワーク」です。歯科医院の待合室のモニターをネットワーク化したDental TV、居酒屋のメニュー端末をネットワーク化したKanpaiTVなどを展開しています。

その「リアルディスプレイネットワーク」の新たな取り組みとして、今年の6月に「BEAUTINISTA TV(ビューティニスタ ティービー)」という、デジタルサイネージ用の放送局を開局しました。「私の綺麗がここにある」というテーマで、良質な女性向け動画コンテンツをヘアサロンの鏡の前に設置しているディスプレイに配信しています。小学館や集英社、講談社などと協力してヘアアレンジメントやメイクなどの番組を編成しており、それぞれの番組を広告主様にスポンサードしていただいています。

  • サロンに設置されているBEAUTINISTA TVディスプレイ

「BEAUTINISTA TV」を開発した背景には、長尺動画広告を配信したいという広告主の課題がありました。30秒と1分の動画では、1分の動画を視聴してもらったほうが、好意度は大きく上がります。しかし、Webでは、よっぽど興味がない限りスキップされてしまいます。「(訴求したい商品への)興味・関心が高まっている」そして「長尺の動画を見る時間がある」というこの2つを満たしているのが、美容院でした。平均滞在時間が2-3時間、かつ美意識が高まっているタイミングでリーチできる、つまり究極のモチベーションターゲティング出来るロケーションです。狙いは大当たりで、来店者の87%が広告認知をして、そのうちの98%が広告商材の利用意向があるという結果になりました(美容院でのアスキング調査による)。

実際に、シャンプー商材を配信した事例では、30秒CMの場合でも82.7%の広告認知率、そのうち67.8%が利用意向を示し、更に90秒の長尺CMでは98.0%の広告認知率、そのうち84.9%がが利用意向を示すという実績が出ました。視聴者の「きれいになりたい」というモチベーションが高まっているタイミングでの長尺動画訴求により、高い広告効果を実現しています。