1月11日、東京・六本木ヒルズ展望台の東京シティービューにて、ビデオゲーム「スペースインベーダー」の誕生40周年記念発表会および関連展覧会の内覧会が開催されました。スペースインベーダーは、タイトーが1978年にリリースし、社会現象となるほどの大ヒットを記録した業務用ゲーム。プレイしたことがなくても、インベーダーのドット絵を見たことのある人は多いはずです。

スペースインベーダー誕生40周年を記念して2018年に開催されるのは、「PLAY!スペースインベーダー展」。会場は同じく六本木ヒルズ展望台 東京シティービュー(六本木ヒルズ 森タワー52階)で、開催期間は2018年1月12日(金)から1月31日(水)。料金は前売り券が1,500円、当日券が一般1,800円、高校生・大学生1,200円、4歳~中学生600円、シニア1,500円です。

  • 「PLAY!スペースインベーダー展」体験レポート

    タイトーの山田哲代表取締役社長「PLAY!スペースインベーダー展は、『スペースインベーダーで遊ぼう』をテーマに、スペースインベーダーで遊んだ世代の方はもちろん、知らない世代の方たちにもさまざまな角度からスペースインベーダーの新たな魅力を通じて、みんなでワイワイ楽しめる人とのつながりを提供していける内容です」

PLAY!スペースインベーダー展は、アトラクション、展示コーナー、限定カフェ、限定グッズ販売コーナーで構成されています。

アトラクションとしては、(1)「スペースインベーダーギガマックス(SPACE INVADERS GIGAMAX)」、(2)「バハムートディスコ feat. スペースインベーダー(BAHAMUTO DISCO feat. SPACE INVADERS)」、(3)「ノボリンベーダー(NOBORINVADERS)」、(4)「アルキンベーダー(ARKINVADERS)」、(5)「スペースインベーダーフレンジー(SPACE INVADERS FRENZY)」、(6)「ハッピーボタン3」などを楽しめます。

(1)~(4)のアトラクションは、グループ会社のスクウェア・エニックスと協業して開発。プロジェクション・マッピングを活用した、多人数プレイ・体感型コンテンツとして仕上げられています。

  • 「PLAY!スペースインベーダー展」体験レポート

    プロジェクション・マッピングで7×15メートルの窓面に表示された巨大映像によって、10人同時プレイ可能な「スペースインベーダーギガマックス(SPACE INVADERS GIGAMAX)」。夜景の上に浮かぶゲーム画面がなんとも美しいです

  • 「PLAY!スペースインベーダー展」体験レポート

    450度の映像空間で踊りながらインベーダーをやっつける「バハムートディスコ feat. スペースインベーダー(BAHAMUTO DISCO feat. SPACE INVADERS)」。コントローラーで斬り付けるように操作します

  • 「PLAY!スペースインベーダー展」体験レポート

    ボルダリングしながら湧き出るインベーダーを叩いて倒す「ノボリンベーダー(NOBORINVADERS)」。ボルダリングとしてはかなり優しい設定ですが、周囲すべてを見渡せないので、仲間からの声がけが高得点のカギとなります

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    床一面に表示されたフィールドで蹴る操作でインベーダーを迎え撃つ「アルキンベーダー(ARKINVADERS)」

  • 「PLAY!スペースインベーダー展」体験レポート

    ガンシューティングゲーム「スペースインベーダーフレンジー(SPACE INVADERS FRENZY)」

  • 「PLAY!スペースインベーダー展」体験レポート

    ふたりでボタンを連打してより多く叩くことを競う「ハッピーボタン3」

今回の発表会では、スペースインベーダー開発者の西角友宏氏と、「ゲームセンターあらし」作者のすがやみつる氏が登壇しており、発表会後にはおふたりがスペースインベーダーギガマックスをプレイ。すがやみつる氏は見事ハイスコアを記録し、歓声と拍手を浴びる一幕も。

  • 「PLAY!スペースインベーダー展」体験レポート

    左が西角友宏氏、右がすがやみつる氏

  • 「PLAY!スペースインベーダー展」体験レポート

    10,210点を記録し、「石野あらし」の生みの親として面目躍如を果たしたすがやみつる氏は、思わずガッツポーズ。スペースインベーダーをゲームセンターで遊んだことが一度もないという開発者の西角友宏氏は、3位入賞を獲得することはできませんでした

スペースインベーダー直撃世代が泣いて喜ぶのは、貴重な資料が並ぶ展示コーナー。開発者・西角友宏氏のインタビュー映像、デザイン画、フローチャート、プログラムリスト、実機、基板などの実物を見られます。ゲームのルール、キャラクターデザイン、プログラム作成だけでなく、スペースインベーダーを開発するためのライトペン入力装置まで、西角友宏氏は発明したそうです。

  • スペースインベーダー

    現代でもゲームのアイコン的存在であるインベーダー。これを独力でデザインされたのですから、西角友宏氏の功績は計り知れません

  • スペースインベーダー

    キャラクターの動きのルーチンを図にしたフローチャート

  • スペースインベーダー

    手書きで書かれたプログラムリスト。全48ページのうち、3ページが展示されています