説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『画面割れなどの破損リスク対策は「AppleCare+」一択ですか?』という質問に答えます。

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残念ながら、iPhoneは頑丈ではありません。ディスプレイ表面には強化ガラスが貼られていますが、コンクリートなど固いところへ落下させると、かなりの確率でヒビが入ります。落下の方向によっては無事なこともありますが、保護ケースを装着していないかぎり無傷で済むことは希でしょう。背面もガラス貼りなiPhone Xの場合、落下時のディスプレイ破損リスクはさらに高まります。

iPhoneの破損リスクに備える手段としては、Appleが提供する「Apple Care+ for iPhone」がよく知られています。すべてのiPhoneには、製品購入後1年間の製品保証と90日間の電話サポートが提供されますが、Apple Care+ for iPhoneに加入すれば製品保証と電話サポートが(購入日から)2年間に延長されます。過失や事故による損傷の修理料金が通常より安く、しかも最大2回まで保証されることがポイントです。

しかし、Apple Care+ for iPhoneはそれなりの価格設定です。iPhone 8/7/6s向けが15,984円、iPhone 8 Plus/7 Plus/6s Plus向けが18,144円、iPhone X向けは24,624円もしますから、ためらうのも無理はありません。堅牢なケースを装着して破損リスクを抑える、という選択肢もアリでしょう。

損害保険に加入するというプランもあります。たとえば、さくら少額保険が提供する「モバイル保険」は、700円/月という保険料で年間最大10万円の補償を受けることができます。同一契約で3端末までカバーされ、端末買替時も継続補償されることを踏まえると、特定の1台が対象で機種変更できないApple Care+ for iPhoneより割安といえそうです。ほかにも、携行品損害特約という形でスマートフォンの破損をカバーする損害保険が存在しますから、探してみる価値はあるでしょう。

  • 破損リスクに備えるための選択肢はいくつかあります