説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「設定」アプリに検索機能って必要ですか?』という質問に答えます。

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『設定』アプリに検索機能が必要どうかの判断は下しかねますが、あるほうが便利です。iOSがこれだけ多機能になると、どの階層にどの設定項目があるか思い出せないこともありますが、検索機能を使えばすぐに見つかります。検索キーワードを工夫すると、かなりスピーディーに目的の設定項目を探し出せるはずですよ。

『設定』アプリ内を検索する場合は、『設定』アプリのトップ画面最上段にある検索フィールドにキーワードを入力します。キーワードに使える文字種に制限はありませんが、『設定』アプリの項目名/スイッチ名に使用されている文字列であれば検索の対象になります。英大文字/小文字の区別はないため、「Apple」は「apple」でもかまいません。

検索はすべての階層に対して行われます。通常はトップ画面からたくさんの階層を掘り下げなければ現れないスイッチも、検索でヒットすればすぐにオン/オフできます。ただし、検索の対象となるのは画面上部にタイトルとして表示される項目で、スイッチやボタンの名称は除外されます。サードパーティー製アプリも対象外で、通知スタイルの設定画面(通知の許可/禁止やサウンドの有無を設定する画面)も検索にはヒットしません。

このように、アプリに表示されるすべての要素を検索できるわけではありませんが、それでも便利に使えるのは「1字検索」が可能だからです。検索対象の項目は、原則的に独立して意味をなす単語(ex. 通信、データ)ですが、「通信」と入力する代わりに「通」だけでもいいし、その読みの先頭文字「つ」を入力しても検索でヒットします。

なお、『設定』アプリの項目はホーム画面からの検索(Spotlight検索)も可能です。この場合、画面上部にタイトルとして表示される項目でなくてもヒットするため、より広範囲に検索できるメリットがあります。ただし、アイコンによるページ区分が行われないため、わかりやすさという点では直接『設定』アプリで検索するほうが有利です。

  • 『設定』アプリの検索機能は1文字だけでもOKなので、設定項目をあれこれ探し回るよりかんたんです