今年こそ真面目に……と思っていても、なかなか続けられない英語の勉強。何から始めていいのか分からないという時に、アプリをダウンロードするのはいいきっかけになるかもしれません。今回は長文読解・リスニング・単語など、目的別に勉強をサポートしてくれるアプリとWebサイトを5個選んでみました。まずは隙間時間に1レッスン、1文でも、単語ひとつでもいいので、試してみませんか?

初歩からやり直したい人に『Duolingo』

初心者クラスから始められる英語レッスンアプリ『Duolingo』。ステップごとに行くつくかのレッスンとテストをこなし、チェックポイントのテストをクリアすれば次の段階へ。各レッスンに和訳・英訳・英作文など何種類かの問題が含まれているので、複合的に学習が可能。また1レッスンが短いので隙間時間でも学習できます。シンプルでわかりやすいインタフェースもいい感じ。

レッスンを行うことで獲得した「ジェム」を使って「HP」を回復できるなど、ゲーム的な要素も取り入れられています。また、毎日1回メールや通知でその日のレッスンを知らせてくれるので、忘れずに継続することができます。初歩からちょっとずつやり直したい方にオススメです。

  • 簡単な単語レベルから、聞き取りや和訳なども出題され、レベルが進むと語彙も増えていきます

  • ステップごとにレッスンを行い、クリアすると上のレベルへ。毎日通知やメールでレッスンを促してくれる

実戦的なリーディング力を高めたい人に『POLYGLOTS』

『POLYGLOTS』は、ビジネス、テクノロジー、エンターテイメントなど幅広いジャンルのニュースを英語で読める、英語学習リーディングアプリ。日本語訳の付いている記事も多く、記事を開けば切り替え表示が可能。一部、音声付きの記事も配信されています。英文表示の中に分からない単語があれば、タップするだけで日本語の意味が表示されるので、辞書を引く手間いらず。調べた単語は自動的にリストに保存され、フラッシュカードや単語テストに使うことができます。また、TOEICやTOEFLによく出る単語リストでも単語学習が可能です。

1分間で読める単語数(WPM)を英語力を計る重要な指標と考え、学習履歴には読んだ単語数とともにスピード(WPM)が記録されるのがユニークなポイント。さらに、チャットで先生に質問できる機能も用意されています。実践的な文章を読みながら長文読解力を身に付けたい方にオススメです。

  • 様々なジャンルの記事を配信。日本語訳がある記事は1タップで切り替え表示。単語もタップするだけで辞書を表示

  • 調べた単語が自動的に保存され、単語学習に活用が可能。学習履歴がグラフやスコアで表示される

たくさん聴いてリスニング力をつけたい方へ『VOA Learning English』

『VOA(Voice of America)』は、アメリカの国営放送ラジオ局。各種のニュースや、アート、サイエンス、ライフスタイルなど多くのジャンルで話題を提供し、公式サイトではテキストと音声を配信しています。特にノンネイティブ向けに語彙を絞り平易な文法で伝える「Learning English」は英語学習に最適。読み上げも通常よりゆっくりで、放送局のアナウンサーが話すため発音も聞き取りやすく、リスニングに慣れたい方にオススメです。

アメリカの政治・文化に触れたり、宇宙開発からヘルスケアまで知的好奇心をそそる情報が取り上げられ、内容的にも飽きません。ポッドキャストでも毎日30分の番組が配信されているので、英語の音声だけをずっと聴き続けたいという方はそちらもどうぞ。

  • 米国と世界のニュースや各種話題が充実。全ての記事に通常よりゆっくりな音声配信や動画があります

  • 文法やフレーズの用法などを解説する学習向けコンテンツも提供。また、文末には単語解説も

単語カードや本ではなかなか覚えられない人に『英単語アプリ mikan』

英語学習の中でも特に地道な努力が必要なのが単語の暗記です。『英単語アプリ mikan』は、単語カードのように答えを見ずに意味を覚える「カードめくり学習」と、四択から意味を選ぶ「テスト」形式で単語を学ぶためのアプリ。あらかじめTOEIC、TOEFL、大学受験などの頻出単語をまとめたカテゴリが用意されており、さらにその中で一定数の単語ごとにランク分け。ランクアップテストに合格したら次のランクへ進んでいくという仕組みになっています。

間違えた問題の復習や、これまでに覚えた単語の総復習、ランクに合わせた全国テストなど、チャレンジも色々と用意されています。また、事あるごとに褒めてくれるので、地道な努力が報われた気持ちになります。月額有料版の「Pro」なら学習成果の記録表示や、日→英、リスニングの出題なども利用可能です。

  • カードめくり学習は、意味を知っている/知らないで振り分け。タップで回答が表示されます。テスト形式は四択から回答

  • 学習が終わると一皮むけたミカンが毎回褒めてくれます。単語はTOEIC、TOEFLなどのカテゴリから選択可能

より深く言葉の意味を調べたい人に『英辞郎 on the WEB』

英語学習には辞書が必須。特に多義語や熟語の意味を調べる場合はいろいろな用例を参考にしたいですね。英和/和英辞書の『英辞郎 on the WEB』は、単語の意味はもちろん、多数の熟語・慣用句やその用例が豊富に収録されています。言葉の意味や使い方をより深く理解する学習をサポートしてくれます。

検索語はインクリメント(候補表示)で入力がラク。履歴も表示されます。また、気になる単語や用例を保存しておける「単語帳」機能もあり。有料版の「Pro」は、広告がなくなり収録内容もより多くなりますが、無料版でも十分に活用できる内容になっています。

  • 単語だけでなく、熟語・慣用句の意味や用例を豊富に収録。入力は1文字ごとに候補が表示されるインクリメント