2018年の年頭にあたり、ホートンワークスジャパン 執行役員社長の廣川裕司氏は、以下の年頭所感を発表した。

新年、明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。

昨年3月に「データレイク」ソリューションなど次世代データプラットフォームを提供するオープンソースソフトウェア(OSS)の世界的リーダーであるホートンワークスの日本法人社長に就任致しました。以来、Linux OS, JBossミドルウェアに続く日本市場に於ける「OSSの第3の波」の展開を加速させ始めました。

結果、昨年2017年は前年同期比で約2倍の事業成長を遂げられました。更に従来の主力製品であるHadoop, Spark, Yarnなど 20以上の OSS機能から構成されるビックデータソリューション「HDP」に加え、OSS NiFi, KafKa, Stormを駆使したIoTの次世代基盤「HDF」及び次世代サイバーセキュリティーソリューションのOSS Metronと HDP, HDFを基盤とした「HCP : Hortonworks Cybersecurity Platform」の市場投入ができました。そして、これらの新しいリアルタイム性を持つソリューションは発表だけでなく、日本のトップ企業で既に本格的導入が始まりました。特にテレコム、インターネットビジネス、製造業、自動車、金融、保険、流通分野を中心として弊社OSSデータプラットフォームの採用乃至採用ご検討が加速しています。

来たる2018年は、東京オリンピックの年を2年後に控える日本の経済・社会インフラ・IT業界にとって大きな成長の基盤を築く重要な年となります。同時にサイバーセキュリティなどのリスクも高まります。世界のトップクラスのネットワーク・IT基盤を有する日本にとって、官公庁、企業が安心して今まで以上の事業成長を図るには、年率30-40%で増大し続け、10年で10倍以上にも膨れ上るデータ(その内8-9割は、ボイス・音声、写真、動画、末端 IoTデバイスのセンサーデータなどの非構造型データです)の収集、整理、分析、活用を制することが不可欠です。そして、これら膨大化する非構造型データを含むあらゆる種類のデータを高いセキュリティを保ちながら管理できるプラットフォームの構築と活用に先んじたものが「勝ち組」となります。

ホートンワークスは日本市場においても、既存のDellEMC, IBM, Microsoft, Teradata, SAS, SAP, NECなどのデータに精通しているグローバルパートナー様との協業拡大を図るだけでなく、新たな日本のパートナー様との関係を構築・拡大し、日本中の官公庁、企業の方々が大きな事業成長を狙える「ビックデータ・IoT・サイバーセキュリティーのデファクト・スタンダード(世界標準)データプラットフォーム」を築けるソリューションを展開して参ります。更に、今年は、クラウドサービス、マネージドサービスプロバイダー等との取引を拡大し、昨年を上回る売上拡大と、顧客ベースの大幅拡大を図って参ります。

引続き、「世界で最速で成長する ITソフトウエア企業」(注)のホートンワークスの次世代OSSデータプラットフォームソリューションにご期待ください。
注:Barclay Research出典