Tecmintは2017年12月12日(米国時間)、「How to View Colored Man Pages in Linux」において、manコマンドの出力に色を付ける方法を紹介した。紹介された方法はページャにlessを使う方法とmostを使う方法の2種類。lessを使う場合はlessの色つけ設定を行うことでmanコマンドの出力に色をつけている。lessはデフォルトのページャとして設定されていることが多い。

紹介されている方法は次のとおり。

lessに色設定を行ってman出力に色を付ける方法

export LESS_TERMCAP_mb=$'\e[1;32m'
export LESS_TERMCAP_md=$'\e[1;32m'
export LESS_TERMCAP_me=$'\e[0m'
export LESS_TERMCAP_se=$'\e[0m'
export LESS_TERMCAP_so=$'\e[01;33m'
export LESS_TERMCAP_ue=$'\e[0m'
export LESS_TERMCAP_us=$'\e[1;4;31m'
  • lessで色つけを行った場合の出力

    lessで色つけを行った場合の出力

mostコマンドはインストールされていないことが多いため、個別にインストールしてから環境変数PAGERをmostに設定することで利用する。

mostコマンドインストール macOS/Homebrew

brew install most

mostコマンドインストール Ubuntu

apt install most

mostをページャに設定

export PAGER=most
  • mostで色つけを行った場合の出力

    mostで色つけを行った場合の出力

  • 色つけ設定を行っていない場合の出力

    色つけ設定を行っていない場合の出力

mostコマンドを使った場合、ターミナルの設定によっては色がつかないことがある。その場合、環境変数TERMを適切なものに変更することで色が出力されるようになることがある。