フィッシング対策協議会は12月15日、Appleをかたるフィッシングメールが拡散しているとして緊急情報を公開した。

出回っているメールは、「あなたのApple IDのセキュリティ質問を再設定してください。」というタイトル。本文は、「安全のため、このApple IDはロックされました」とユーザーの不安を煽る内容となっている。そして、アカウントの安全を守るためにセキュリティ質問を再設定する必要があるとして、本文記載のURLからユーザーをフィッシングサイトに誘導する。Apple側も、フィッシング詐欺によくみられる兆候をWebサイトで公開しているので確認しておきたい。

  • メール本文

    メール本文はよく読むと文脈がおかしい(フィッシング対策協議会のWebサイトより)

12月15日13時の時点で、フィッシングサイトは稼働中。同協議会では既にサイト閉鎖のための調査を依頼しているが、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあるとして、注意を促す。また、フィッシングサイトでアカウント情報(メールアドレス、パスワード)などの個人情報を絶対に入力しないよう呼びかけている。

  • 稼働中のフィッシングサイトの例

    稼働中のフィッシングサイトの例、よくできていても騙されてはいけない(フィッシング対策協議会のWebサイトより)