ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア(以下、SIEJA)は東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて11月30日、「PlayStation Awards 2017」を発表した。

  • 001のalt要素

    今年もグランドプリンスホテル新高輪で行われた「PlayStation Awards 2017」

「PlayStation Awards」は、国内でヒットしたプレイステーションタイトルを表彰する祭典。1994年のプレイステーション発売の翌年から毎年開催されており、これまで200以上のタイトルが表彰されてきた。日本・アジア地域の累計出荷枚数とダウンロード数の合計が50万本を超えたタイトルを「ゴールドプライズ」、100万本を越えたタイトルを「プラチナプライズ」として表彰し、日本・アジア地域のPlayStation Networkの売上上位3作品に贈られる「プレイステーションネットワークアワード」や、ユーザー投票による作品表彰部門「ユーザーズチョイス賞」なども設けられている。さらに、昨年からは「プレイステーション VR」の盛り上がりに貢献した3タイトルに贈られる「プレイステーション VR特別賞」や、プレイステーションのタイトルラインナップの拡大に貢献したインディーズタイトルに贈られる「インディーズ&デベロッパー賞」が新設された。

  • 002のalt要素

    SIEJA プレジデント・盛田厚氏

  • 003のalt要素

    『Minecraft』の受賞には、4J Studios CEO、パディ・バーンズ氏に加え、日本マイクロソフトのシニアプロデューサー・野間豊氏(写真右)の姿も

  • 004のalt要素

    「PlayStation Awards 2017」受賞者の集合写真

今年は「プラチナプライズ」の3タイトルに加え、日本・アジア地域の累計出荷枚数とダウンロード数の合計が200万を超えた作品に贈られる「ダブルプラチナプライズ」も飛び出した。受賞タイトルは以下のとおり。

ダブルプラチナプライズ賞

『Minecraft』(PS4/PS3/PS Vita):Mojang AB

プラチナプライズ賞

『グランド・セフト・オートV』(PS4):ロックスター・ゲームス
『ファイナルファンジー15』(PS4):スクウェア・エニックス
『ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて』(PS4):スクウェア・エニックス

『ファイナルファンジー15』のディレクター・田畑端氏は、プラチナプライズに加え、ユーザーズチョイス賞にも選ばれた喜びを開発スタッフやファンに伝え、「『FF15』は発売から1年経った今でも、たくさんの皆さんに遊んでもらっています。厳しい意見もありますが、この時代だからこその『ファイナルファンジー』になったと思っています。これからも大好きなプレイステーションと一緒にさらなる未来のゲームを追及していきます」と笑顔のコメント。

また、『ドラクエ11』のシナリオとゲームデザインを担当した堀井雄二氏は「シリーズを作ってもう31年。ドラクエを支えてくれたファンの皆さん、イラストを描いてくれた鳥山明さん、音楽を作ってくれたすぎやまこういち先生、そして多くの開発スタッフに本当に感謝」とコメントし、次回作についても「いつまで続けられるかわかりませんが、頑張りたいと思います」と述べた。

  • 005のalt要素
  • 006のalt要素
  • 007のalt要素

日本・アジア地域の累計出荷枚数とダウンロード数の合計が50万本を超えたタイトルに贈られる「ゴールドプライズ」には、11タイトルが選ばれた。受賞したタイトルは以下のとおり。

ゴールドプライズ賞

『アンチャーテッド コレクション』(PS4):ソニー・インタラクティブエンタテインメント
『レインボーシックス シージ』(PS4):ユービーアイソフト
『FIFA 17』/『FIFA 18』(PS4):エレクトロニック・アーツ
『バトルフィールド 1』(PS4):エレクトロニック・アーツ
『コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア』(PS4):ソニー・インタラクティブエンタテインメント
『龍が如く6 命の詩。』(PS4):セガゲームス
『バイオハザード7 レジデント イービル』(PS4):カプコン
『仁王』(PS4):コーエーテクモゲームス
『NieR:Automata』(PS4):スクウェア・エニックス
『Horizon Zero Dawn』(PS4):ソニー・インタラクティブエンタテインメント

『龍が如く』シリーズの総合プロデューサー・名越稔洋氏は「『龍が如く6』はやれることをてんこ盛りにしたシリーズ集大成であり、私の持つコネの集大成でもあります。この集大成の作品がちゃんと評価され、認めて褒めていただけることは本当にうれしいことだと思います」と感慨深げな様子を見せた。

また、『バイオハザード7 レジデント イービル』のプロデューサー・川田将央氏は、3部門での受賞の喜びを伝えたほか、「ゴールド繋がりではありませんが、本作のゴールドエディションのプレオーダーも開始しておりますので、未体験の方も体験してください」とアピール。そして、『仁王』のゼネラルプロデューサー・シブサワ・コウ氏は「本作の開発を発表したのは12年前。3回作り直し、ついに今年の2月に発売となりました。1週間で全世界1,000万本、日本でも50万以上のセールスを達成し、非常にうれしい気持ちで一杯です。開発スタッフや関係者、そして12年間さまざまなメッセージをくれたファンの皆様に感謝いたします」とコメントし、最高の笑顔をのぞかせた。

  • 008のalt要素
  • 009のalt要素
  • 010のalt要素

次に「プレイステーション VR特別賞」と「インディーズ&デベロッパー賞」、「プレイステーションネットワークアワード」の受賞タイトルは以下のとおり。

プレイステーション VR特別賞

『バイオハザード7 レジデント イービル』(PS4):カプコン
『Farpoint』(PS4):ソニー・インタラクティブエンタテインメント
『サマーレッスン:アリソン・スノウ』(PS4):バンダイナムコエンターテインメント

インディーズ&デベロッパー賞

『不思議の幻想郷TOD -RELOADED』(PS4/PS Vita):メディアスケープ
『3on3 FreeStyle』(PS4):JOYCITY Corporation
『UNDERTALE』(PS4/PS Vita):ハチノヨン(8-4)

プレイステーションネットワークアワード

『ファンタシースターオンライン2』(PS4/PS Vita):セガゲームス
『レインボーシックス シージ』(PS4):ユービーアイソフト
『FIFA 17』(PS4):エレクトロニック・アーツ

『ファンタシースターオンライン2』のシリーズプロデューサー・酒井智史氏は、3年連続で「プレイステーションネットワークアワード」を受賞した喜びを述べ、「『PSO2』は5周年を迎えました。厳しい意見も真摯に受け止め、これからもたくさんの人にプレイして頂けるよう頑張っていきたいと思います」と宣言した。

  • 011のalt要素
  • 012のalt要素
  • 013のalt要素

そして、ユーザー投票による「ユーザーズチョイス賞」を受賞したタイトルは以下のとおり。

ユーザーズチョイス賞

『バトルフィールド 1』(PS4) エレクトロニック・アーツ
『FINAL FANTASY XV』(PS4) スクウェア・エニックス
『バイオハザード7 レジデント イービル』(PS4) カプコン
『仁王』(PS4) コーエーテクモゲームス
『NieR:Automata』(PS4) スクウェア・エニックス
『Horizon Zero Dawn』(PS4) ソニー・インタラクティブエンタテインメント
『ペルソナ5』(PS4) アトラス
『イースVIII -Lacrimosa of DANA-』(PS4) 日本ファルコム
『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(PS4) スクウェア・エニックス
『アンチャーテッド 古代神の秘宝』(PS4) ソニー・インタラクティブエンタテインメント

  • 014のalt要素
  • 015のalt要素
  • 016のalt要素

最後にSIEJA プレジデント・盛田厚氏が登壇し、12月1日よりプレイステーションストアにて、今回の受賞タイトルと過去の受賞タイトルのキャンペーンを実施すると発表。

そして、「エンターテインメントはさまざまな進化を遂げてきました。文字の世界から始まり、絵がついてマンガになり、動いてアニメや映画になり、それがインタラクティブになったものがゲームです。ゲームはテクノロジーの進化と共に、あらゆるエンターテインメントの良さを吸収し、進化を続ける最先端のエンターテインメントであり、それは無条件に楽しく、時には心を動かす体験を与えてくれます。我々はこの素晴らしさをもっと多くの人に伝えたい。我々はゲームというコミュニティを通して人と人とを繋ぎ、もっと気軽なものとして、ゲームが作るエンターテインメントを更なる高みへと発展させていきます。我々は一家に1台のプレイステーションを目指してまい進します」と力を込め、イベントは幕を閉じた。