フリマアプリ「メルカリ」を展開するメルカリは30日、法人向けに一部機能を開放することを発表。ユーザーにライブ配信を用いて売買を行えるライブフリマ「メルカリチャンネル」が対象になる。

ライブフリマ「メルカリチャンネル」

ライブフリマ「メルカリチャンネル」

2017年7月にリリースした「メルカリチャンネル」は、配信者が顔を見せたライブ配信で商品の販売が行えるもので、写真や文章だけでは難しい商品のイメージをライブで伝えることで販売を促進する。現在スマートフォンアプリは6,000万ダウンロードと好評を博している。

今回同社は、このメルカリチャンネルに法人企業利用専用のスペースを設け、12月1日よりライブ配信・商品販売を開始することを発表。現在11社が参画しており、利用希望法人はWebページから出店申し込みを行える。

同社では、商品メーカーが商品を使って実際に調理している様子をライブ配信、アパレルメーカーが衣服を着用した様子やコーディネート方法を見せながら販売するなど、法人企業ならではの活用を見込んでいる。なお、初期費用/月額利用料は無料で10%の販売手数料が必要になる。

メルカリは2014年4月に米国に子会社、2016年1月にヨーロッパに子会社を設立するなどグローバル展開も積極的に行っており、米国版フリマアプリ「メルカリ」も2,500万ダウンロードを超えるなど急速な成長をみせている。