キヤノンは11月13日、新人写真家の発掘・育成・支援を目的とした文化支援プロジェクト「写真新世紀2017年度(第40回公募)」のグランプリ作品を発表した。グランプリを受賞したのは、トロン・アンステン氏とベンヤミン・ブライトコプフ氏による動画作品「17 toner hvitt」。作品は、「現在の北極とは何か」と、「地政学的に緊張が高まる地域における資源の取り扱い」がテーマとなっている。

17 toner hvitt

写真新世紀2017年度(第40回公募)は、2017年4月20日から6月15日まで公募を行い、国内外から1,705組の応募があった。2017年7月に、優秀賞受賞者7組と佳作受賞者11名が選出され、11月10日にはグランプリ選出公開審査会が開催。優秀賞受賞者7組は、作品のプレゼンテーションおよび、審査員との質疑応答を行った。

グランプリを受賞したトロン・アンステン氏とベンヤミン・ブライトコプフ氏には、奨励金として100万円と、デジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark IV・EF24-105L IS II USM レンズキット」が贈呈された。また、グランプリ受賞者を含む、優秀賞および佳作の受賞作品は、東京都写真美術館にて開催中の「写真新世紀展 2017」で11月19日まで展示する。開催時間は10時から18時まで。

受賞した2人、左からトロン・アンステン氏とベンヤミン・ブライトコプフ氏