オプションのアクセサリーとしては、PowerShot G1 X Mark III本体を保護するソフトケースや水中40m対応の防水ケース、レンズ前面に装着できる金属製のレンズフードなどが用意されている。外部ストロボやトランスミッター、リモートスイッチなどに関しては一眼レフEOS用のものが利用できる。

今回使ったのは試作機のため画質の評価はできない。だが、コンパクトボディによる取り回しのよさや、シリーズ最上位機らしい高級感と高機能、カスタマイズの自由度などは感じることができた。AFや連写などのレスポンス面にも不都合はない。物足りないのは4K動画に非対応であることくらいだ。

個人的に気に入った点は、コンパクトデジカメなので当然とはいえ、シャッターショックとシャッター音が非常に小さいこと。ボディの小ささと相まって、子どもやポートレートを撮る際に、撮られる相手に威圧感を与えないのがありがたい。また全速でストロボ同調する点は、日中シンクロなどストロボ撮影の自由度を高めるメリットがある。実写レビューは次回お伝えする予定だ。

標準付属するレンズキャップを装着した状態。キャップは樹脂製。付属のヒモでボディとつなぐこともできる

電源オンにしてもレンズキャップは外れない

純正の「レンズフードLH-DC110」を装着した状態

レンズフードLH-DC110には、49mm径のレンズキャップが付属する

レンズフードLH-DC110にはフィルター用の溝があり、49mm径の市販フィルターを装着できる

レンズフードを使わない場合は、37mm径の市販フィルターをレンズ先端に直接取り付けられる

37mm径の市販のワイコンを装着してみた。この場合、画質や耐久性は自己責任となる

付属するバッテリーチャージャーによる充電のほか、USBケーブルによる本体充電に対応。USB給電はできない

電源はリチウムイオン充電池「NB-13L」で、撮影可能コマ数は約200枚。記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードとなる

試作機で撮影。絞り優先AE F8 1/125秒 ISO100 WB:太陽光 焦点距離:45mm

試作機で撮影。マニュアル F4 1/250秒 ISO250 WB:4400K 焦点距離:15mm