トランスマートは10月13日、自己学習型の日本語校正機能がついた機械翻訳ツール「トランスゲート」を「TRANSMART」登録翻訳者向けに提供開始したことを発表した。

「トランスゲート」は、機械翻訳とユーザー独自の用語集や翻訳メモリなどの翻訳データベース、AIを活用した提案機能を掛け合わせた翻訳結果に、校正のプロが利用する日本語校正ライブラリーや言葉のゆれチェック・補正を反映した日本語校正機能まで併せもつ翻訳支援ダッシュボードツール。

主な機能として、翻訳したい文章(日本語または英語)をファイルアップロードすることで、その場で機械翻訳結果を反映する「機械翻訳機能」、ユーザー独自の用語集や翻訳メモリ登録機能があり、既存の主要CATツールで使っていた翻訳メモリもインストールできる「翻訳メモリ機能」などを備えている。

また、利用するごとに翻訳データや校正データを自己学習する「AI機能」や、翻訳作業と同じ画面上で簡単に校正作業まで実現する「自動校正機能」のほか、クラウド翻訳サービスTRANSMARTとの「連携機能」により、翻訳したい部分のみをプロの翻訳者に依頼することも可能だ。

トランスゲート イメージ

なお、年内を目処に特に大企業向け(自社内翻訳ならびに一部専門翻訳を発注する企業)向けにトランスゲートを提供開始する予定で、社内用語や業界専門用語などが入った文章の翻訳も、トランスゲートを使えば使うほどより精度が高まった訳文が自動的に反映されていくとしている。