「これがG'z EYEです」

ステージには、カシオ計算機 取締役専務執行役員 伊東重典氏が登壇、新製品のコンセプトについて説明した。伊東氏は「カシオミニやG-SHOCKなど、カシオにはこれまでも常にオリジナルの技術で、世の中になかった新しい製品を作り、新しい文化に育ててきた歴史があり、それはデジタルカメラについても同じことがいえる」と。

伊東氏「たとえば、1995年に発売した世界初のモニター付きデジタルカメラ『QV-10』は、撮ってすぐ見る、という新しい画像コミュニケーション文化を定着させました。その他にも、2001年には防水機能を実現し、撮影フィールドを大きく広げた『GV-10』を発売。そして2002年には、どこにでも持ち運べる超薄型の『EX-S1』を、2008年には60コマ/秒の撮影が可能なハイスピードエクシリム『EX-F1』を発売しました」

カシオ計算機 取締役専務執行役員 伊東重典氏

1995年に発売した世界初のモニター付きデジタルカメラ『QV-10』

2001年、防水機能を実現し、撮影フィールドを大きく広げた『GV-10』

2002年発売、どこにでも持ち運べる超薄型の『EX-S1』

2008年発売、60コマ/秒の撮影が可能なハイスピードエクシリム『EX-F1』

EX-F1でカシオは、高速連写によって「人間の目では見ることができない超高速の世界を手軽に撮影する」という新しい写真文化を創造してみせた。しかし、世界には「撮ることができない世界」がまだまだある、と伊東氏はいう。それは、たとえばエクストリームスポーツの世界だ、とも。

伊東氏「そこで、どんな過酷な状況や瞬間も切り取ることができる世界最強のギア『G'z EYE』を作ったのです」

ちなみにG'z EYEとは、カシオ独自のタフネス設計思想「G」と、どんな瞬間をも切り取る目(EYE)から命名したとのことだ。

すると、突如会場にプロペラの回転音が聞こえ始めた。何事かと視線を上方に移すと、そこにはなんと、GZE-1を掴んだドローンが飛来しているではないか! やがてドローンはちょうどステージ上空に滞空しながら何かを投下、ゴツン! という音が鳴り響く。そう、投下されたのはGZE-1だったのだ。伊東氏はGZE-1を拾い上げ、その手を掲げて高らかに。

「これがG'z EYEです」

会場にドローンが飛来!

運んできたGZE-1をこの高さから投下!?

「これがG'z EYEです」

何とも憎い演出ではないか。続いて、ステージ下手から、カシオ計算機 営業本部 戦略統括部 コンシューマ戦略部長 重岡正之氏が登場。伊東氏から重岡氏にGZE-1が手渡され、重岡氏がプレゼンテーションを引き継いだ。