参考出品も展示して、Eye-Care機能の有用性をアピール

イベント会場には、Eye-Care機能を備えた現行の液晶ディスプレイや、参考出品の液晶ディスプレイがずらりと並んだ。後述するブライトネスインテリジェンスプラスのデモスペースや商談スペースなども用意され、ユーザーや業界関係者が説明員の話に熱心に耳を傾ける。

会場に並ぶディスプレイ(上)、会場には4人掛けの机と椅子が4つ用意され、来場者が説明員の話を聞いたり、来場者同士で情報交換する姿も見られた(下)

会場の一角では、カーペットとローテーブルを配置してリビングをイメージした展示や、仕事や勉強向けをイメージして、Eye-Care機能搭載LEDデスクライト「WiT Eye-Care デスクライト」と一緒に展示する例もあった。この展示に今年7月発売の「EW2770QZ」を設置していた。

リビングをイメージした展示(上)と仕事机をイメージした展示(下)

ブルーライト軽減Plusの展示は、8月に発売したばかりの23.8型ディスプレイ「GW2470ML」や、2月に発売した23.8型ディスプレイ「EW2445ZH」などで行っていた。

ブルーライト軽減Plusは、目の負担になる420~455nmの波長のブルーライトを遮断し、負担の少ない455~480nmの波長のブルーライトは残す。これによって、発色が不自然にならない輝度の低下や色褪せを抑える。

「EW2445ZH」で、ブルーライト軽減PlusをONにした状態の展示

OSDのメニューから利用シーンに合わせたブルーライト軽減モードを選択できる

ブライトネスインテリジェンスプラスのデモには、先述の27型ディスプレイ、EW2770QZなどを利用していた。

ブライトネスインテリジェンスプラスは、ディスプレイ正面のセンサーを利用して、室内の環境照明や色温度を読み取り、自動的に画面の輝度や色温度を調整する技術。室内が明るいときは画面の輝度や色温度も明るめに表示し、逆に室内が暗いときは画面も暗めにする。これにより、周辺環境と画面のコントラストが抑えられ、目が疲れにくくなる。自然光の差し込む室内でディスプレイを見ている場合に特に有効だ。

EW2770QZでのブライトネス インテリジェンス プラスのデモ。左がONで右がOFFの状態。ある程度時間を掛けて変化を見るデモなのでこの写真では違いが分かりづらいのが残念

また、未発売の27型ディスプレイ「GW2760HL」「EW277HDR」や、23.8型ディスプレイ「GW2480」なども参考出品していた。

参考出品の27型ディスプレイ「GW2760HL」。フリッカーフリーとブルーライト軽減Plusに対応。解像度はフルHDに対応。パネルバックライトはVA/LED、コントラスト比3,000:1、映像入力系統はアナログRGB×1、HDMI×1、視野角は水平/垂直178度

参考出品の27型ディスプレイ「EW277HDR」。フリッカーフリーとブルーライト軽減、ブライトネス インテリジェンスPlusに対応。デモ映像の都合で4K用の映像が表示されているが、解像度はフルHD対応となる。コントラスト比3,000:1でHDRに対応。広色域表示をサポートし、より現色に忠実な色表現が可能だ。パネルバックライトはVA/LED、映像入力系統はアナログRGB×1、HDMI×1、視野角は水平/垂直178度

参考出品の23.8型ディスプレイ「GW2480」。フリッカーフリーとブルーライト軽減に対応。解像度はフルHDに対応。パネルバックライトはIPS/LED、コントラスト比は1,000:1、映像入力系統はアナログRGB×1、HDMI×1、DisplayPort×1、視野角は水平/垂直178度