KDDIは9月28日、Googleのスマートフォン向けAR技術「Tango」の空間認識技術を活用することで、AR空間上のAIキャラクターと対話ができるシステムを開発したことを発表した。

同システムは、10月3日から幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2017」で展示される。展示では、KDDIが提供するスマートフォン向け音声アシスタントサービス「おはなしアシスタント」のキャラクターである、ヨリソイ型ハーフヒューマノイド「レナ」がAR空間上に現れる。「レナ」は対話AIを搭載しており日常会話が可能で、展示では対話形式で次世代移動通信システム「5G」について説明する。

「レナ」の接客デモのイメージ

ヨリソイ型ハーフヒューマノイド「レナ」は、2017年3月にスマートフォン向け音声アシスタントサービス「おはなしアシスタント」でデビュー。身長157cm、体重45kg、年齢18歳の女子大学生(生活デザイン学科所属)。

ヨリソイ型ハーフヒューマノイド「レナ」

KDDIは、「おはなしアシスタント」を実用するだけでなく、より話しかけたくなるような親しみの持てるコミュニケーションの実現を目的とするほか、今後も実証を通じて、より実態に即した対話ログを収集・学習することで対話AIの精度を向上させ、auショップのサポートなどへの活用を検討している。