三菱電機は9月27日、同社の中国におけるFA機器の生産会社である三菱電機自動化機器製造(常熟)の「第二工場」を2倍に拡張し、中国でのFA機器事業の拡大を目指すことを明らかにした。

現在、中国では製造業の自動化・省力化に加え、国家戦略などによる投資が活発化しており、FA機器の需要も拡大が続いている。同工場は2017年4月より稼動を開始し、中国におけるFA機器需要に対応してきたが、今後、さらなる需要の拡大が見込めることから、工場の拡張を決定したという。

拡張工事は2018年10月には終え、稼動を開始する予定としており、今後、同社では2017年7月に常熟市内に開設した「常熟グリーン智能製造技術イノベーションセンター」とともに、FA統合ソリューションを適用したモデル工場として、顧客に次世代ものづくりの活用事例を紹介していくことで、中国でのe-F@ctoryの導入拡大を目指すとしている。

三菱電機自動化機器製造(常熟)のイメージ。第二工場の右側約半分が今回拡張される部分となる