アクロニス・ジャパンは9月20日、個人向けバックアップソフトの最新版「Acronis True Image 2018」を発表した。Windows版とmacOS版のそれぞれに、1ライセンス・3ライセンス・5ライセンスのパッケージ版とサブスクリプション版(1年間)を用意している。税込価格は、パッケージ版、サブスクリプション版とも5,480円から。

パッケージ版のイメージ

サブスクリプション版にはさらに、機能が異なるAdvanced版とPremium版があり、Advanced版には250GB、Premium版には1TBのクラウドストレージが付属。対応OSは、Windows XP(SP3) / 7(SP1) / 8 / 8.1 / 10、Windows Home Server、macOS 10.9.5以降 / 10.10.2以降 / 10.11.5以降、iOS 8.x以降、android 4.1以降。モバイルデバイスは台数制限なしで利用できる。

Acronis True Imageは、PCのシステムを丸ごと1つのファイルとしてイメージバックアップするソフトウェアで、ファイル単位やフォルダ単位のバックアップにも対応している。バックアップの保存先はローカルストレージのほか、Acronisのクラウドストレージへも保存可能。iOSデバイスとandroidデバイスでは基本的に、連絡先、スケジュール、写真、動画といった、データのバックアップとなる。

最新版のAcronis True Image 2018では、ランサムウェア対策を強化。AIベースの「Acronis Active Protection 2.0」機能によって、ランサムウェアを検知・遮断するほか、既存のバックアップファイルを保護する自己防衛機能を導入した。mscOSにおいても、Acronis Active Protectionをサポートしたのは大きな強化点といえるだろう。

SNSバックアップの対応も広がり、従来のFacebookに加えて、Instagramもバックアップできるようになった。Instagramのアカウント情報、写真やコメント、「いいね!」、タグ、コメント数といった情報を、バックアップしておける。発表時点では、Instagramバックアップ機能は実装されておらず、後日アップデートでの提供となる。

そのほか、ローカルネットワーク上のNASへワイヤレスバックアップ、イメージバックアップを仮想ディスクに変換して仮想マシンでの動作をサポート、Win PEブートメディア作成、ディスククローン作成(起動中でもクローニング可能)など、細かい機能アップを多く図った。Windows版とmacOS版など、細かい機能の違いはアクロニス・ジャパンのWebサイトを参照いただきたい。

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