ツイッターでは太陽フレアがトレンドの1位に

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、日本時間の9月6日に太陽面中央の黒点群において、2回の大規模な太陽フレア現象の発生を確認したと発表した。この現象に伴い、コロナガスが日本時間9月8日15時から24時にかけて、地球に到来するという。

NICTは、この影響で通信衛星、放送衛星など人工衛星の障害やGPSを用いた測位観測の誤差が大きくなる可能性を指摘している。ツイッター上では太陽フレアによって、インターネットの通信障害が起こるのではないかと話題になっており、「太陽フレア」および「通信障害」が、日本のツイッターでトレンド入りを果たした(日本時間9月8日12時47分)。

携帯キャリアのNTTドコモ、au、SoftBankのWebサイトを確認したが、太陽フレアによる通信障害に関する情報は出ていない(9月8日13時30分時点)。

同研究機構に確認すると、到来するコロナガスの影響は、GPS測位、および航空機や船に使われる短波通信が主で、スマホやケータイでインターネットを使う分には問題ないとのこと。テレビ放送が受信できなくなることもないだろう、とのことだった。

なおNICTは9月8日17時から、メディア向けの会見を行う。本記事と異なる内容、もしくは新たな発表があった場合は追ってお知らせする。