LG Electronicsは、ドイツ・ベルリンで開催される「IFA2017」に合わせてプレスカンファレンスを行い、最新のプレミアムスマートフォン「LG V30」を発表した。
V30は、2016年に発売された「LG V20」の後継機。Androidスマホのプレミアムクラスに位置づけられるモデルだ。OSにはAndroid 7.1.2を採用。アスペクト比18対9、約6.0インチ、画素数2,880×1,440ドットの有機ELディスプレイを搭載する。
メインメモリは4GB、ストレージは64GB。一部地域では128GBモデルも投入を予定している。LTE通信は4バンドのキャリアアグリゲーション対応。CPUにはクアルコムのハイエンドプロセッサ「Snapdragon 835」を採用する。背面にはデュアルレンズカメラと指紋認証センサーを搭載した。
MQAの再生に対応
サウンド面には特にこだわりが見える。4つのDAC回路により忠実な原音再生を実現する「Quad-DAC」は、新しい「32bit Advanced Quad DAC」に進化した。DACのICには米ESSテクノロジーのハイエンドシリーズ「Sabre ES9218P」を採用。内部で左右のオーディオ信号を別々に処理することで、分解能が高く歪みのない、立体的な力強いサウンドを再現するという。
音質のカスタマイズ性を充実させるため、3種類のデジタルフィルター (ショート / シャープ / スロー)と、4種類のHi-Fiサウンドプリセット (エンハンス / ディティール / ライブ / ベース)も備えた。
さらに、LGのスマートフォンとして初めてMQAに対応。MQAでは、ハイレゾ音源をより小さなファイルサイズで高効率に保存、再生できる。イヤホンはB&O PLAYブランドのものが付属する。