ソニーは、ドイツ・ベルリンで9月1日から6日(現地時間)に開催される家電見本市「IFA2017」に先立ち、「ウォークマン ZX300」(NW-ZX300)を発表した。2017年10月にヨーロッパで発売され、価格は600ポンド。日本での発売時期と価格については明らかにされていない。
ZX300は、2015年に発売された「ZX100」の後継モデル。ZX100にあった表面の物理ボタンは廃止され、新たにタッチパネルを採用している (側面には物理ボタンあり)。
音質に関する技術は、最上位の「WMシリーズ」で培ったものを数多く投入。端子は3.5mmアンバランスのほか、4.4mmバランス端子を装備している。ハイレゾは、PCM 384kHz/24bitや、DSD 11.2MHzのネイティブ再生に対応。USB DAC機能も新搭載する。
デジタルアンプは新しくなった「S-Master HX」を内蔵。S-Master HXと基板の接続部分には高音質はんだを使用している。また、新規フィルムコンデンサを使用することで、透明感のあるボーカルやしっかりとした低音を実現。さらに、新しく開発された水晶発振器を44.1kHz系と48kHz系で2基搭載している。
NFCに対応し、ワイヤレスヘッドホンとスムーズなBluetooth接続が可能。高音質コーデックはソニー独自のLDACのほか、アップデートでaptX HDもサポートする。
内蔵メモリは64GBで、ZX100の128GBから半分になった。microSDカードスロット (最大128GB)も搭載。連続再生時間は最大で約26時間だ (FLAC再生時)。