ローソンならびにローソンファーム新潟は7月25日、大規模農業の改革拠点として国家戦略特別区域に指定されている新潟市ならびに農業用ドローンの取り扱いと操縦教習所を展開する新潟クボタと連携して、農業用ドローンによる水稲の薬剤散布の実証実験を開始することを発表した。

これまでローソンファーム新潟では、稲作作業の省力化と農地集約による大規模農業を目指した取り組みとして、水田の環境を自動で測定する「水田センサ」と、クラウド型の「水田管理システム」を導入するなど、ICT農業の取り組みを進めてきた。今回の実証実験では、農地集約による大規模農業を見据え、水稲病害虫防除のための薬剤散布に、農業用ドローンを使用する実験を行うというもので、従来、人力で行ってきた1haあたり1時間以上かかる作業を、約10分で終えることが可能になるとしている。

なお、ローソンでは、今後も新潟市と連携して、新潟ブランドの米・農産物の生産効率および付加価値の向上を目指し、地域の活性化と農業の発展を推進していくとコメントしている。

ローソンファーム新潟のほ場(左)と、実験に用いられる農業用ドローンマルサンダックス04」(右)