さくらインターネットは7月24日、「さくらのVPS」の新機能として「スタートアップスクリプト」の提供を開始した。対象は2014年11月27日以降に申し込んだバージョンv4のサーバとなり、料金は無料。

スタートアップスクリプトは、サーバ作成完了後の初回起動時に任意の内容を記述したスクリプトを実行し、パッケージのインストールや各種設定作業の自動化などを実現できる機能。スタートアップスクリプトの作成・編集は、さくらのVPSのコントロールパネルから行える。

これにより、必要なアプリケーションをあらかじめインストールされた状態したり、サーバ内の各設定を自動化し、サーバ作成後の設定作業の軽減したりすることができるという。すでにスタートアップスクリプトは、さくらのクラウドにおいて提供しており、顧客の要望に対応し、今回さくらのVPSでも提供することを決定した。

同社が提供するスクリプト(パブリックスクリプト)は、CentOS_yum-update、CentOS_ownCloud、CentOS_LAMP、CentOS_Redmine、CentOS_ZabbixServer3.0、CentOS_ZabbixAgent3.0、CentOS_SiteGuardLite-Apache、CentOS_vuls、CentOS_WordPress、CentOS_GNOME-XRDP、CentOS_Jenkins、CentOS_DockerCompose、Ubuntu_DockerCompose、Ubuntu_ufwとなり、今後も随時追加を予定している。また、顧客が作成したスクリプト(カスタムスクリプト)も利用を可能としている