Microsoftは15日(現地時間)、Microsoft Azure上でオンプレミスIDのクラウド拡張や統合アプリケーションの開発を行う、Azure Active Directory(AD)の管理コンソール「Azure Active Directory Admin Console」がGA(一般提供版)に達したことを公式ブログで明らかにした。Azure Active Directory Admin Consoleは2016年9月にプレビュー版を公開し、これまで50万以上の組織と75万人以上の管理者が試してきたとMicrosoftは説明している。

Microsoftは利用者のフィードバックに基づいて、Azure Active Directory Admin Consoleに以下のような修正を加えた。利用者はダッシュボードから組織の概要と状態を把握し、ディレクトリやユーザー、アプリケーションへのアクセスを容易に管理できると同社は説明している。

・作業完了までのプロセスをシンプルおよび最適化
・適切な決定を下すための洞察の提供
・情報への簡単なアクセス
・より多くの情報提供
・利用者は細部まで掘り下げることができる

具体的にはユーザーが所属するグループや所有しているロール、割り当てられているライセンス、そしてAzureリソースの確認が可能。また、組織もしくはユーザーやグループ、もしくはアプリケーションの活動も表示できる。なお、Microsoft IntuneやEMS(Enterprise Mobility+Security)など、他のAzureサービスとの連携も行える。Microsoftは、MFA(Multi-Factor Authentication)プロバイダー管理や、Azure ADドメインサービスなどの強化を今後の目標に掲げた。