2017年は日経ブランド価値・TOP500を目指す

ガーミンはアスリートやスポーツマンの間では、GPSを搭載したリスト型ウェアラブルデバイスのメーカーとして有名だ。もともとはGPS機器メーカーとして創業し、カーナビゲーションやドライブレコーダー、航空機器や船舶機器などでも知られるなど、技術力の高さを売りにしている。ウェアラブルデバイス市場では世界でNo.3のシェア、ディスプレイ付きに限定するとNo.2のシェアを誇り、国内市場でも勢いをつけてシェア拡大を図りたい考えだ。

ガーミンの今後の日本におけるビジネス展開のまとめ

その第一歩として、いいよねっとを買収して、ガーミンジャパンの設立となったわけだが、同社コンスーマーディビジョン ダイレクターの岩田元樹氏は、「今後の日本におけるビジネス展開は、『スポーツ、健康、美容、安全』をキーワードとして、日本の社会に貢献していくことで、リーディングブランドとしての認知確立に繋げることから始める」と述べた。

また、「ガーミンはアスリートの間では熱狂的なファンもいて、それなりに認知も高いが、もっと一般層にも裾野を広げたい。主要イベントのスポンサードといった活動を通じて、日経ブランド価値でTOP500を目指す。2020年にはビジネス規模を昨年(2016年)比の3倍にしたい」と抱負を語った。

トータルのブランドアンバサダーに就任した道端カレンさん。「健康の先にしか美しさは手に入らない」と述べ、ガーミンのウェアラブルデバイスを活用した健康促進を訴えた

4人の分野ごとのブランドアンバサダーも起用する。左からプロのオーシャンアスリートの金子ケニー氏、プロの登山家で山岳ガイドの近藤謙司氏、道端カレンさん、プロトレールランナーの奥宮俊祐氏、プロマラソンランナーの八木勇樹氏