使用したのは「AnTuTu Benchmark」と「Geekbench 4」です。

AnTuTu Benchmarkのトータルスコアは158123

Geekbench 4の「Multi-Core Score」は4431

ZenFone ARのAnTuTu Benchmarkのトータルスコアは158123、Geekbench 4の「Multi-Core Score」は4431という結果でした。今回同時に「iPhone 7 Plus」でもベンチマークを実施しましたが、AnTuTu Benchmarkのトータルスコアは177036、Geekbench 4の「Multi-Core Score」は5954という結果です。数値的にはかなり差が開いていますが、実使用でその差を体感できるアプリは少ないはずです。

カメラの解像感は文句ナシ、時おり"色が転ぶ"場合も

ZenFone ARで撮影(絞り値:f/2、露出時間:1/20秒、ISO速度:ISO-1870、ホワイトバランス:自動)

iPhone 7 Plusで撮影(絞り値:f/1.8、露出時間:1/14秒、ISO速度:ISO-100、ホワイトバランス:自動)

ZenFone ARで撮影(絞り値:f/2、露出時間:1/1248秒、ISO速度:ISO-50、ホワイトバランス:自動)

iPhone 7 Plusで撮影(絞り値:f/1.8、露出時間:1/4367秒、ISO速度:ISO-20、ホワイトバランス:自動)

ZenFone ARで撮影(絞り値:f/2、露出時間:1/530秒、ISO速度:ISO-50、ホワイトバランス:自動)

iPhone 7 Plusで撮影(絞り値:f/1.8、露出時間:1/1709秒、ISO速度:ISO-20、ホワイトバランス:自動)

ZenFone ARは検証用サンプルで撮影していますが、現時点でも解像感は非常に高いレベルです。接写時のピントもタッチした場所に正確に合っています。レーザー、像面位相差、コンティニュアスオートフォーカスを組み合わせた「TriTechオートフォーカス」が効果を発揮しています。また光学式と電子式を組み合わせて手ぶれ補正機構により、1/20秒のシャッター速度でも手ぶれがほとんど発生していません。

ひとつ気になったのが時おり色が転ぶこと。今回撮影した中では駅構内の天井の写真は白っぽく、花の接写の写真は黄色が強く発色されました。環境光が極端に強い状況下で撮影する際には、ホワイトバランスを手動で設定したほうがよいです。

ZenFone ARで撮影(絞り値:f/2、露出時間:1/1248秒、ISO速度:ISO-50、ホワイトバランス:手動)。ホワイトバランスを手動で昼光に設定すれば、見た目と忠実な色合いで撮影可能です