システムサポートは4月18日、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を活用したオールインワン型のデータウェアハウス(DWH)「Smart DWH」 の提供を開始した。

Microsoft Azureは、DWHとして「SQL Data Warehouse」、データ連携ソリューションとして「Data Factory」、BIソリューションとして「Power BI」、機械学習ソリューションとして「Azure MachineLearning」といったデータ分析に必要な機能を提供している。

「Smart DWH」はこれらの機能を組み合わせ、データ分析に必要なプラットフォームをオールインワンで提供する。

「Smart DWH」のプラットフォーム

同社は「Smart DWH」提供にあたり、クラウド環境におけるDWHの開発の進め方、DWHの定着までを体系的に定義した独自の方法論「Smart DWHメソッド」を作成。「Smart DWHメソッド」により、「Smart DWH」の導入から評価までの工程を一貫して管理するため、データ分析をスムーズに軌道に乗せることを実現する。

Smart DWHメソッド

また、ソースデータの増加、DWHの機能追加などのアジャイル開発に加えて、システムトラブルの対応などの運用サポートをセットで、「Smart DWHアジャイル」として提供する。

Smart DWHアジャイル

「Smart DWH」は大手小売業をはじめ複数の企業でPOC(概念実証)による導入の検討が進んでいるという。

参考価格は、POCのメニュー提供価格が120万円から、システム構築の初期価格が200万円から、月額利用料が20万円からとなっている(いずれも税別)。