マピオンは3月28日、自治体や観光事業者が発行する観光パンフレットを各サイト上で電子配信しユーザーの利用状況を分析するASPサービス「e-旅めくり」において、多言語対応を開始したことを発表した。

その第一弾として、インバウンド施策に取り組む千葉県東金市・九十九里町および、「北九州空港を利用した『北九州都市圏域』の魅力発信事業」に導入したという。

「e-旅めくり」とは、観光パンフレットをスマートフォンやPC向けに電子化し、閲覧者が誌面のスポットをタップすると地図や電話番号、公式サイトなどの詳細情報が確認できる仕組みを提供するASPサービス。

自治体や観光事業者・施設などの観光パンフレット発行者は、PDFなどのパンフレットデータをマピオンに送るだけで簡単に導入でき、原稿の入稿から数週間で配信を開始できるほか、同社の位置情報ログ分析ツール「loghouse」により、ユーザーの閲覧動向を分析することで観光マーケティングにも活用することが可能だ。

「e-旅めくり」導入イメージ

同サービスはこのたび、新たに英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語に対応。そのほか言語も順次対応していく予定だという。

同社は今後、同サービスを自治体や観光事業者へ積極的に展開し、2018年までに200団体への導入、1億円の売り上げを目指す考えだ。