セブンドリーマーズは3月18日に、全自動衣類折りたたみ機「Laundroid(ランドロイド)」を展示したカフェレストラン「/laundroid cafe(ランドロイド・カフェ)」を、東京の表参道にオープンする。報道向けに行われたメディアイベントの様子を紹介しよう。合わせて、購入宣言キャンペーンも始まった。

ランドロイド・カフェは3月18日からオープン。期間限定ではなく常設店として運営する

ランドロイドとは、画像解析術、人工知能、ロボティクス技術の融合から誕生した世界初の全自動衣類折りたたみ機だ。2015年のCEATEC JAPANでコンセプトモデルを発表してから約2年と半年、いよいよ発売が近づいてきた。

簡単にいうと、ランドロイド本体の下部に衣類を投入し、衣類を自動的にたたんで仕分けて収納するという夢のような機器。衣類の種類ごとに仕分けるほか、衣類の持ち主ごとに仕分けることもできる。このランドロイドを体験できるのが、今回の「ランドロイド・カフェ」だ。

併設店「GOMAYA KUKI」の超特濃ごまアイス

夜は「低温調理」の肉料理が楽しめる

ランドロイド・カフェでは、昼と夜で食事のメニューが異なる。昼間はカフェとして胡麻アイス、ハンドドリップコーヒー、サンドイッチなどを提供。夜は完全会員制の『焼かない焼肉店「29ON」』としてスペシャルディナーを楽しめる。営業時間は11時から23時までで、年中無休(年末年始を除く)での営業を予定している。カフェの運営企画は飲食系スタートアップの「favy」が担当している。

セブンドリーマーズ 代表取締役
阪根信一氏

メディア向けオープンイベントの席上、セブンドリーマーズ代表取締役の阪根信一氏は、ランドロイドカフェ誕生の背景を次のように話した。

「世界で初めての新たなデバイスであるランドロイドを、どのように知っていただくか長い間考えた。通常のショールームではなく、食事やコーヒーを楽しみながら『ランドロイドがある生活』を体験していただけるような空間を作りたかった」

カフェのオープンスペースにはランドロイドのティザーモデルが設置され、実際に稼動はしないのだが、衣類の投入場所や仕上がり場所を確認できる。

オープンスペースにはティザーモデルを用意

ランドロイドの下部に洗濯物を投入

一方、完全予約制の個室スペース「ランドロイド・ルーム」も用意。こちらには実際に稼動するプロトタイプのランドロイドがある。カフェ側が用意した衣類を使って、実際にランドロイドが衣類をたたむ様子を体験することも可能だ。衣類を持ち込んでの体験については「今後検討する」(阪根氏)とのこと。また、プロジェクションマッピングで「ランドロイドがある生活」の疑似体験コンテンツも用意している。

ランドロイドに一度に投入できる衣類は最大30枚。1枚たたむのに5分~12分かかるという。セブンドリーマーズによれば「稼動時の静音性にも取り組んでおり、製品版では30dB以下の音(編注:エアコン稼動時くらい)を目指している」そうだ。

完全予約制の個室スペース「ランドロイド・ルーム」

購入予約は5月30日から。ランドロイド購入宣言キャンペーンも

ランドロイドの購入予約は、2017年5月30日から受け付けを開始する。複数の機種が発売される予定だが、今のところ詳細は未発表。仮の価格は185万円(税別)からだ。

また、ランドロイドの購入を表明した人への特典として、「/laundroid購入宣言キャンペーン」を実施。SNS上でランドロイド購入意思を表明した人に対し、各種特典を提供する。購入宣言自体は無料で、予約完了まで費用は一切かからない。実施期間は2017年3月16日~2017年4月30日。特典は以下のとおりだ。

  • ランドロイド・カフェ「1回 利用券(最大6名まで無料、1名1万円相当)」を抽選で50組にプレゼント
  • 先着100名の購入者に、購入金額から10万円をキャッシュバック
  • 購入者全員にランドリーバッグをプレゼント