デージーネットは2月28日、普段利用しているメールサーバのセキュリティを無料でチェックできるWebサイト「MSchecker」を公開した。メールアドレスを入力するだけで、メールサーバのセキュリティをチェックすることができる診断サービスだ。

メールサーバセキュリティ診断MSchecker

昨今、メールでやり取りする、個人情報や企業の取引などの機密情報の漏洩を防ぐため、メールサーバの安全性がより重要な検討事項になっている。しかし、メールのセキュリティ対策が進まない理由の1つにチェックの煩雑さがあるという。一般に、メールサーバのセキュリティをチェックすることは容易ではなく、どのような項目をどのように確認するかということは、ITの知識があっても難しい問題となっている。

こうしたことから同社は今回、メールサーバセキュリティ診断サービスをWebサイトとして公開。これにより、容易にメールのセキュリティチェックができ、どのような対策が必要か、料金、時間、労力をかけずに把握できるようになる。

チェックできる項目は、メールの暗号化でメールの盗み読みを防ぐ「メールの通信が暗号化されているか」、メールの不正中継を防ぐ「オープンリレーになっていないか」と「ブラックリストには登録されていないか」、なりすましメールを防ぐ「送信者ドメイン情報が正しく設定されているか」と「正式な発行元のデータであることを検証できるか」といった内容。

これらの診断結果を受け、メールサーバの改善を行いたい場合は、同社でサーバのリプレースや改善コンサルティングについてのサービスを案内する。また、システム導入後に、発見されたセキュリティホールに関する問い合わせにも対応するとしている。