これまでもデスクトップの壁紙を動画にする試みはなかったわけではない。しかし、Steam(ゲームなどを販売・提供するサイト)で販売されたWallpaper Engineは、非常に斬新なソフトといえる。特徴の1つは、デスクトップに好みの動画を再生できる点である。対応動画もMP4やWMVなど、多くの動画フォーマットに対応する(対応しないのはFLVくらいだ)。本稿では、その概略を紹介したい。
Wallpaper Engineのダウンロード&インストール
そのまえに確認しておきたいことがある。Wallpaper Engineの動作環境である。まずは、最低動作環境である。
- OS:Windows 7(with Aero)、8.1、10
- CPU:1.66GHz Intel Core i5、もしくは同じレベル
- メモリ:1024MB
- グラフィック: HD Graphics 4000、もしくはそれ以上
- DirectX: Version 10
- HDD:512MB以上の空き領域
推奨環境は、以下の通り。
- OS:Windows 8.1、10
- CPU:2.0GHz Intel Core i7、もしくは同じレベル
- メモリ:2048MB
- グラフィック:NVIDIA GeForce GTX 660、AMD HD7870、2GB VRAM、もしくはそれ以上
- DirectX:Version 11
- HDD:1024MB以上の空き領域
デスクトップPCならば、グラフィック以外はそれほど厳しいものはない。オンボードグラフィックでも不可能ではないが、最低レベルがHD Graphics 4000なので、Ivy Bridge未満のCPUでは、注意してほしい。また、ノートPCやタブレットなどで一般的なCore i3やAtomeでは、やや厳しいだろう。
ダウンロードには、SteamのWallpaper EngineのWebサイトへアクセスする。
このページの中ほどに購入ボタンがある。2017年1月時点で、早期アクセスソフトウェアということで、398円で販売されている。
ここにもあるが不完全であり、今後、仕様変更の可能性もあると記されている。この点は忘れずにおきたい。このあとだが、もし、初めてSteamを利用するのであれば、以下の手順となる。
- Steamの会員登録
- Steamのインストール
- Wallpaper Engineのダウンロード、インストール
アプリのSteamは、提供されるゲームなど、すべてこのアプリを経由して行う。
インストールは自動で行われ、図4で完了である。