ASUSセッションは、チャネルマーケティング部の佐藤明氏/市川彰吾氏が担当した。Intel 200チップセットのマザーボードは4製品のラインナップで、ゲーマー向けとしては「ROG(MAXIMUS)」と「ROG STRIX」だ。Intel 100シリーズ時代とは命名規則に若干の変更があり、まずシリーズ名が冒頭に来るようになった。

ASUSのIntel 200チップセットマザーの大きな特徴は、増加したPCIeレーンを生かし、M.2スロットを全製品デュアル構成にしたことと、強化されたイルミネーション機能だ。また、以前から定評あるファンコン機能も踏襲し、ゲーム向け製品を多くラインナップしている。

ASUS JAPAN チャネルマーケティング部の佐藤明氏、市川彰吾氏

Intel200シリーズのマザーボードラインナップ。今回はゲームに特化しているので上半分だけを紹介していた

マザーボードの命名規則が変わり、まずブランド名を記載してから製品名になる。製品の位置づけがわかりやすくなった

ASUS製品の特色一覧。SLIブリッジ付属のように、ゲーム用途に注力しているのがポイント

Intel X99とIntel 100シリーズ製品のいいとこ取りをしたIntel 200シリーズ製品。M.2が普及し、PCIeレーン数が拡大したことから、U.2は廃止となった

全製品、M.2をデュアルスロット化。そしてIntel Z270製品はPCIe 3.0が4レーンと、高速接続に対応

一例として挙げたM.2 SSD「Samsung 960」を使えば、シングルでも速く、最大2TBの容量が得られる

各社とも力を入れているイルミネーション機能

他社製品も含めて一括コントロールできるAura Sync対応はこのような感じ

定評あるファンコン機能(Fan Xpert4)は最大3A対応の出力を持つ

最後に主な製品も紹介された。液冷に特化した全部入り「ROG MAXIMUS IX FORMULA」は、電源回路用の液冷対応クーラーを装着するほか、液冷用の温度センサー×2基、流量センサー×1用のピンジャックを搭載。オーディオ管理機能「Sonic Studio III」は、各種の音楽ソースを好きな出力に割り振ることができ、例えばゲームはヘッドフォンのみ、音楽はスピーカー、ビデオ音声はHDMI、といった設定が可能。

ROG STRIXシリーズは、基本機能はROG MAXIMUSと同等だ。オーバークロック要素は薄いが、より純粋にゲームを楽しむユーザー向けの製品だとした。スタイリッシュな電源部ヒートシンクと基板パターンは、"刃"をイメージしている。

ROG STRIXシリーズは刀をイメージしたヒートシンクと、刃文をイメージしたマザー表面だ