後半は、トピック製品を抜粋した紹介となった(全製品を紹介すると時間がいくらあっても足らないうえ、展示されていたのも全体の1/4程度だった)。
最上位となるGT83VR Titanは、もともと世界初のメカニカルキーボード搭載ゲーミングPCであったが、これをシルバー軸(Cherry MX Speed)に変更。3.4mmのキーストローク、アクチュエーションポイントが1.2mmという超短接点設計ゆえに、高速タイピングが求められる入力作業者やゲーマーに最適だとした。キースイッチが変更になったことで、LEDバックライトキーのカラーもフルカラーにアップグレードしている。内部の冷却機構も、ヒートパイプ×15本を立体配置することで、より高い冷却性能を実現した。GTシリーズでは、15.6型のGT62VRも登場している。
万能型と称するGEシリーズは、Core i7-7700HQとGeForce GTX 1050 Tiとパワーアップ。17.3型のGE72には、120Hz駆動の液晶を採用している。VR利用を想定したGP62MVRは、VR入門モデルという位置付けとなり、GeForce GTX 1060を搭載した。
入門機でもCore i7を搭載。ゲーミングPCだから最上位のCPUシリーズを
ノートPC最後の紹介となったGL62Mは入門モデルだが、これにもCore i7-7700HQとGeFroce GTX 1050を搭載。このように、今回の新製品はすべてCore i7プロセッサを使用しており、「ゲーミングPCなので最上位のCPUを」という声にわかりやすく応えるとした。
2016年に発表して話題となったVR Oneに関しては、バッテリチャージャーステーションを発表。同時に4つのバッテリを標準で4時間、スピードチャージモードでは2.5時間で充電できる。VR Oneは開発段階から、IntelとVRの考え方を綿密に共有して進めてきた経緯も強調した。
また、NVIDIAから「唯一おすすめできるVRバックパックPC」、SteamVRから「唯一VRに最適化されたバックパックPC」と称されていることもアピール。
最近ではエンターテインメント用途だけでなく、車メーカーの開発にも使われようとしていることや、他社の同等製品と比較して、重量、容積、装着感、スペックのいずれも高いレベルにあることにも触れた。
新たなゲーミング要素として、サウンド面に関しても発表があった。ESS SABRE HiFi DACを搭載したGT/GSシリーズが、Hi-Res AUDIO認証を取得し、より高品位な音響を提供する。また、以前から搭載されている高音質化技術「Nahimic」がVRに対応し、後日最新のソフトウェアを提供するとのことだ。
最後に、自社工場で製造している強みと証しとして、2,900項目におよぶテストの一部をビデオで紹介。高い品質のゲーミングPCを提供すると締めくくった。