マクニカネットワークスは12月13日、ホワイトボックススイッチ上で稼働し、監視用ネットワークを構築する、米Gigamon製「GigaVUE-OS on WhiteBox」を提供開始すると発表した。

データセンター事業者や通信事業者にとって、インフラコストの低減は課題の1つであり、この課題解決の手法として、ネットワークOSやアプリケーションを搭載していない「ホワイトボックス型スイッチ」の導入が注目されているという。

ソフトウェアとハードウェアが統合されている従来の「アプライアンス型スイッチ」と比較して、圧倒的な低コストでの調達が可能となるだけでなく、オープンプラットフォームとしての用途の自由度や同一のハードウェアプラットフォーム上で異なるソフトウェアOSを稼働できる活用のしやすさに期待されている。

一方で、ネットワークの監視においては、専用のL1スイッチやL2スイッチを用いて監視用ネットワークを構築することが主流となっており、トラフィック可視化にかかるコスト低減には課題が残っている。

「GigaVUEシリーズ」は、シンプルな運用性と高い信頼性、そして高度なパケット最適化機能が特徴の監視用ネットワークを構築するためのインテリジェントL1スイッチ。

今回提供するGigaVUE-OS on WhiteBoxは、サードパーティベンダーより提供される安価なホワイトボックス型スイッチ上で、L1スイッチ「GigaVUEシリーズ」のOSを動作せることが可能なため、インフラコストを低減しつつ、「GigaVUEシリーズ」のすべての機能が利用可能になる。

GigaVUE-OS on WhiteBoxの導入により、監視用ネットワークを構築する際のインフラコストを大幅に低減しつつ、シンプルな運用性と高い信頼性、そして高度なパケット最適化が可能になる。これにより、ネットワーク監視におけるトラフィック可視化にかかるコスト低減を実現するという。