freeeは12月5日、イデア・レコードとの業務提携を開始すると発表した。freeeが提供する「クラウド給与計算ソフト freee」とイデアレコードが提供する「CREW CHECKER(クルーチェッカー)」のサービスを連携し、給与計算業務の効率化を推進していくという。

クラウド給与計算ソフト freeeは、入社時の各種手続きから日々の給与計算やマイナンバー管理まで、同一サービス内で対応できるソフトウェア。クラウドサービスであるため、毎年変更される各種の税率や保険料率などの法改正などにも自動で対応し、1クリックで給与額・税金・保険料の計算・給与明細の発行などを行える。一方のCREW CHECKERは、低コストで始められるクラウド型の勤怠管理システム。

これまで、打刻されたタイムカード情報から給与計算をおこなう場合、給与計算ソフトに別途手入力などで勤怠データを取り込む必要があり、給与計算業務において大きな負荷がかかっていた。また、近年「働き方改革」の推進に伴い、テレワークと呼ばれる場所や時間にとらわれない柔軟な働き方も増えているため、さまざまな雇用形態・勤務体系に対応し、適切に従業員のマネジメントをおこなえるシステムが望まれているという。

今回の連携により、CREW CHECKERを利用するユーザーは、クラウド給与計算ソフト freeeに直接勤怠データを取込めるようになる。これにより、給与計算ソフトへの勤怠情報の手入力を省略することができ、給与計算事務にかかる時間を大幅に削減できるようになる。また、クラウド会計ソフト freeeを併用することで、給与の支払額などのデータをワンクリックで会計データに反映可能で、給与に関する煩雑な仕訳を入力する手間を省けるとしている。

給与計算ソフトfreeeの価格は、基本料金が月額1980円(3ユーザーまで利用可能)、4ユーザー以降は1ユーザー月額300円。CREW CHECKERの価格は、1ユーザー月額250円。(いずれも税別)