それでは早速投影してみましょう。iPhoneをスリープから起こした状態で、本製品の電源を入れれば、約18秒後にiPhoneの画面が映し出されます。
本製品のプロジェクターとしての主要スペックは下記の通り。
- 方式:DLP
- 明るさ:80ルーメン
- 表示解像度:854×480ドット(WVGA)
- コントラスト比:2000:1
- 投影サイズ:6~120インチ相当
- 投射距離:0.2~4m
据え置き型のプロジェクターとしては明るさ、表示解像度は少々物足りなく感じるかもしれませんが、個人的には画面サイズが大きければ細かな画質は些細な問題だと考えています。本製品での映画鑑賞だって十分アリです!
ただ、無音だと冷却ファンの音がちょっと気になります。映画鑑賞時などは音声を大きめに再生したほうがいいでしょう。
PCのセカンドディスプレイや、音楽・動画再生にも
設定画面ではプロジェクターとしての基本項目は押さえられています。たとえば、「Picture→Projection」で「Rear(背面)」を選べば、スクリーンの裏側から投影することも可能です。ただ、プロジェクター利用時になにかと便利な「台形補正」機能が用意されていませんね。ファームウェアアップデートでぜひ搭載してほしいところです。
「ベン・ハー」鑑賞時には別電源を
本製品はiPhone用プロジェクターだけではなく、PC用や単体のプロジェクターとして利用したり、モバイルバッテリーとしても利用可能です。搭載しているバッテリーは2400mAhで、iPhone 6/6sなら90%、6 Plus/6s Plusなら60%、7なら80%、7 Plusなら50%充電できます。
単体での最大駆動時間は約1時間40分なので、映画によってはエンディングまでたどり着けません。本製品は給電しながら利用できるので、上映時間3時間32分の「ベン・ハー」を鑑賞するときは大容量モバイルバッテリーかACアダプタを使いましょう。